今日は晴れ。久しぶりのブログアップとなりました。

ちょこちょこと川へは行っているのですが、なかなか忙しなくアップする間がないまま‥。

なので数日分をちょっとアップしてみます。

まずは近頃、川でよく見かけるハシボソガラス。

なんと片足の先を失っているのです。

いつもこの浅瀬に来ては、びっこをひきながら石をひっくり返して黒川虫などを食べています。このカラスにとっては激しい狩りをしなくても得られる重要なタンパク質なのではないかと思います。

イワツバメの子育てが活況です。巣の近くの泥場で盛んに泥をついばんでいます。少しつまんで手でこねてみたのですが、とても良い感じの粘り気でした。よい泥場をしっかり選んでいるのだなーと感心した次第です。

ログサーモンことマルタウグイの瀬差しはここ数日、見られず。淵にはまだ少し群れがおりますが、だいぶ減った印象です。代わりにカルガモのペアがログサーモンの産卵場で、さかんに首を突っ込んで何かを食べています。おそらく川底に散らばっているログサーモンの卵を食べているんじゃないかなと思っています。カモが食べたコイ科の魚の卵が、糞として出てきた後も生きていた‥なんて研究が最近発表されていましたが、彼らの食べる卵の量を思えば、カモの体内で別水系に運ばれるとか、そんなことも実際にあるのではないかと思いました。

ダイサギがチュウサギがチュウダイサギかわからない白サギは、脚もクチバシも真っ黒です。

良く見るこちらのダイサギかチュウサギかチュウダイサギかわからない白サギはクチバシが黄色く、脚も明るい色。

いったい何が違うのか? 時間がある時に調べてみたいと思います。

そして今朝。水質はクリア。水量が増えた形跡はなし。大潮。晴天。

瀬には数匹のニゴイがいました。

ログサーモンが瀬の中で産卵をするとしたら、ニゴイはそれよりももう少し上流側の淵尻だったりトロ尻だったりすることが多いような気がしているのですが、水量が少ない今年は、淵尻やトロ尻だと流れが足りないらしく、その下流の瀬のど真ん中で産卵行動をしています。波立っているので観察には不向きです。

一匹のメスに3~4匹のオスがついてました。

こうなるとペアのオスは、他のオスを追い払うために大忙し。感覚でしかありませんが、そうなるとメスの放卵までの時間も伸びるような気がします。オスはメスに身体をこすり付ける「求愛行動」を行いますが、下流や左右に他のオスがいると、そっちも気になるため、なかなかメスの前方(上流側)に出ることができません。この後に写真を載せますが、オスの求愛行動はメスの前方に出ることで、より効果を発揮している?気がしておりまして、そんなこともメスの放卵のタイミングを遅らせる要因になっているのではないかと考えます。

オス同士、結構激しくやりあっています。突進もしますし、写真のように、並んで相手よりも前に出て、下流へと押しやる行動をよく見せています。

力関係が互角だと、激しい争いになります。

オス同士、互いに頭突きをするような形でドシャドシャと前方へどっちが前に行けるか競うように進んでいきます。

こんな感じで、いくつかの激しいオス同士の競争を見ることができたので、仕事場に向かったのですが、途中で川にスマホを置いてきてしまったことが判明‥。

焦って戻ると、草むらの中にうずもれていました。奇跡的に発見‥。

実はこんなことは珍しくもなく、3日に1度はやってます‥。

で、よかったよかったと川を離れようとしたその時です。

まさにいま、放卵・放精に至りそうなペアを発見! しかもなかなかの大型。

川の流れは写真の下から上に向かって流れています。写真の下の方、つまり前方にいる黒いやつがメス、後方にいる色の薄いやつがオスです。オスは放卵を間近に控えたメスに求愛をしながら、どんどん色が薄くなっていきます。釣りで釣れるニゴイは、追星のあるオスほど真っ黒な色をしています。ですが、放卵・放精の瞬間が近づくと、オスは一般的にメス以上に明るい、クリーム色に変化します。1分もあればガラリと色が変わってしまいます。本当に神秘的です。

体を震わせながらメスの前方に出たオス。メスの背中を乗り越えていったり、このようにメスの前方を斜めに横切りながらブルブルと震わせた体をこすりつけて「求愛」します。

反対側も。

メスを少し下流へと押しやっていきます。

そしてこの後、オスはメスの下流側に戻り、またタイミングを見ては求愛行動を行う・・を繰り返します。そしてメスが産卵に適したところを探るかのように口で川底をスパスパやると・・(今回、この写真は撮れませんでした)。

メスが体を震わせて放卵をはじめます。それに合わせてオスが下流側で体を傾け、まるで卵が流れていかないように受け止めるような体勢で体をメスに摺り寄せていきます。

オスはかなり体を倒します。メスはこの間、ずっと体を震わせています。2秒ぐらい。

川底は、体を震わせるオスとメスにより撹拌されて砂が舞います。卵は舞って流れていかないのだろうか・・。

少しずつオスが前に出ていきます。メスは口を空けて最後の顔上げに向けて体を震わし続けます。

産卵・放精の瞬間。ちょっとうれしい一枚です。ニゴイの場合、メスはサケマスのように口を大きく開けますが、オスは開けていないか、開けても少しだけの気がします。オスとメスで行動の様式が違うのです。

そして放卵最終段階の顔上げ行動。水深があったため、顔が水面を割ることはありませんでした。

たいてい、放卵・放精が終わった瞬間はオスのほうが前方に出ています。

素晴らしい瞬間を観察することができました。

その後、15分ほど時間を開けてもう一度、放卵・放精の瞬間を観察することができました。

写真はメスの回復を待つオスです。

ニゴイの産卵行動は本当にやさしくはげしく美しい。

あくまでもタイミング次第ですが、もっと観察したいです。〈若林〉□

 

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