埼玉南部、今日はとても良い天気でした。 せわしない毎日を過ごしつつ、やはり少しだけは川へ足を運んでしまいます(健康的な現実逃避、とも言います…)。 今日はこちらへ。 川沿いにあるやや広めの茅場です。 湿地や竹林もあり、なかなかの空間です。 もっふもふのガマ。 一番のお目当は、カヤネズミの古巣。少し前にひとつだけ見つけ、その存在がいるとわかってから、ずっと頭の片隅にいます。 ・・が、残念ながら、カヤネズミの巣は見当たりませんでした。 代わりに氾濫原的な林でココココ…という心地よいドラミングを聞くことができました。 コガラです。カヤの枯れ穂を突いて中の虫でも食べているのでしょうか? 癒されますね。 こちらはシジュウカラ。足元をよく見ると、それはコカマキリの卵のようで、一生懸命つついて食べておりました。 茅場にはとてもカマキリの卵が多いのですが、このように突かれたものもたくさんあります。冬の小鳥たちの食べ物になっているのですね。 こんな感じに。 ちなみに先日、高名なカメラマンの方から、カマキリがカヤネズミの子どもの巣立ちを狙って巣の前でずっと待ち伏せていた、という話をお聞きしました。そのお話が、妄想を膨らませる川っぷち生きもの観察にはご馳走なんですよね。暖かくなったらカマキリを「茅場に適応した住人」として観察してみたくなりました。 茅場にはヒヨドリや・・ 林との隣接部には若いアオサギたちも。 こんな小さな水路も発見。倒木でもあれば、橋として利用する生きものの痕跡を探そうと思ったのですが、見当たらず。でも絶対にイタチとかタヌキとかいる環境ですよね。 最後に開けた斜面と茅場との間におそらく猛禽の食痕を見つけました。 犠牲者はマガモのメスあたりかな…? 川っぷちにある茅場の生きもの観察、ちょっと続けてみたいと思います。〈若林〉□
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