今日は穏やかな晴れの一日。花粉も少しずつ感じるようになってきました。

朝方、橋の上からサギとカワウの合同狩りを目撃。

少しずつ水中の小魚が動き出している気配から春を感じています。

マルタウグイとニゴイの産卵期までもう数ヶ月。カラシナでも摘みながらのんびり観察したいな・・。

さて。

このところ足繁く通っておりますドブガイの生息する小湿地ですが、今日は水中に魚がいないか探ってきました。

タナゴがいるということは産卵母貝となる淡水二枚貝がいることでもありますが、ドブガイがいるということは、グロキディウムという魚に寄生する幼生期に宿主となる小魚がいなければならないということですから・・。何かしらはいるのでしょう。

そこで、こんな小さな流れを少し探ってみたところ・・

スジエビ。

シナヌマエビ?

ヌカエビ? よくわからないのですが、数種類の小さなエビがいました。

そして・・

小型のアメマスのような模様のついたヌマチチブが登場! ヌマチチブの模様はイワナのそれのように変異に富んでいて、みていてとても楽しいです。

さらに・・

なんとヨシノボリ!

・・と、言いますのは、近所の川では私、ヨシノボリは見たことがなかったんです。

底生性の魚といえば、ヌマチチブにウキゴリ、マハぜ、それにドジョウ類といったところで、ヨシノボリの姿は見たことがなかったんですね。まさかこんな小さな水場でヨシノボリに会えるとは・・。

ちょっとよくわからないのですが、カワヨシノボリでしょうか・・。

モノアラガイもいました。

ネットでちょっと調べてみたところ、ドブガイのグロキディウム幼生が小魚に寄生するのは春から初夏が多いとのこと。そんなシーンも楽しみに、湿地を後にしました。

この小湿地にいる(いるであろう・一時的にやってくる)動物は・・

ヌマチチブ

ヨシノボリ

スジエビ

シナヌマエビ?

ヌカエビ?

スクミリンゴガイ

タイワンシジミ(ややマシジミっぽい特徴もあり)

ドブガイ

モノアラガイ

ガガンボ(幼虫)

トビケラ(幼虫 小さくて白いやつ)

タヌキ

カルガモ

イタチ(フン)

アオサギ(死骸)

キジ(死骸)

ドバト(死骸)

猛禽

モズ

ネコ

こんな感じ。

川ミミズがいそうでいないのがちょっと残念・・

小さな水場なので、今後、植物も調べてみたいと思っています。

とりあえず転々としているのはこいつ。

小さな「水場」から、生きものたちのつながりを知る試み。

ささやかな楽しみになっています。

 

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