埼玉南部は今日も晴れです。ですが、明日は朝から雪予報が出ています。そんなわけで、今日も朝ちょっとだけ立ち寄ってきました。 湧き水が作り出す小さな水場。この辺りでは珍しいドブガイとヨシノボリ(おそらくカワヨシノボリ)が棲む水場を見つけ、この水場をどのような生きものたちが利用しているのか、今とても気になっています。 水場の横にあるイバラドームの下で、何者か(タヌキ?)がドブガイを食べた痕がありました。そのイバラドームではタヌキがアオサギの死骸を食べていました。 果たしてドブガイを食べるのはタヌキなのか。アオサギは何者に襲われたのでしょうか。 水場にはドブガイのほか、シジミ(おそらくタイワンシジミですがマシジミっぽいのも少し)、スクミリンゴガイ(貝殻のみ)、モノアラガイ、スジエビ、シナヌマエビ(推定)、ヌカエビ?(推定)、アメリカザリガニ、カワヨシノボリ(推定)、ヌマチチブ、小さなトビケラの幼虫、太ったガガンボの幼虫が棲んでいます。 水場の脇にはヤナギとエノキ、それに小さな木が少々生えています。 鳥はツグミとアオジ(?)、それにモズとキジバト。さらに水場にはカルガモがいたり、今朝はタシギがやってきていました。水場脇のイバラドームにはドバトとキジの食べられた痕跡もありました。 さらに野ネズミがかじったらしきマテバシイのドングリもありました。 とても小さな水場ですが、多くの生きものがこの水を頼りにしている気がします。 水に棲む者、それを食べる者、水を飲む者、それを食べる者。 水場には水草も生えています。オオカワヂシャ、クレソン、オオカナダモ、コカナダモ、セリのような草も生えています。 おそらくオオカワヂシャ。 おそらくクレソン。 オオカナダモ。 おそらくコカナダモ。 よくわからない丸葉。 こんな丸葉も。 水に浸かっているのはセリ、かな? エビにしても水草にしても、生きものの見分けはとても難しいものです。もっとも見分けがつかなくても川っぷちの生きもの観察は楽しめます。でも、せっかくなので、この小さい水場にいる(集まる)生きものを少しでも細かく見分けて知っていこうかな・・なんてことを思っています。 これまであまり追求してこなかった細かい見分けをすることで、新たに小さな水辺の物語が読めれば良いなと…今は、そんなことを考えています。〈若林〉
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