本日は晴れ。 出勤前に、少しだけ川を歩いてました。 ちょうどこれからの1カ月ぐらいで川の様子はガラリと変わります。 まずいつの前にか少しずつカモたちがいなくなりますよね。 渡りに備えて?草を食むオオバン。 ヒドリガモもだいぶふっくらしてきたように思います。 こちらコガモもそろそろ北国へ向かってゆくのでしょう。 カルガモもふっくら。カルガモだけはここら辺で繁殖しますので、ずっといます。マルタウグイやニゴイが砂礫底に卵を産む産卵場では、このように頭を入れて卵を食べるそぶりを見せますが、今は何を食べているのか? 考えられるのは川ミミズと黒川虫、ガガンボの幼虫など。もっと小さな何かなのかもしれません。 体を川底に擦り付けているコイがいました。 この季節になると、ニゴイの成魚の死骸をよく見かけるのですが、今日は見当たらず。コイもまだハタキの気配はありませんでした。 頭の白いカワラバト。ハクトウワシならぬハクトウハトです。 小さな豆状の餌をついばむハシボソガラス。 あまり見かけないアシの中の立ち姿(コサギです)。 足をプルプルさせて狩りをするダイサギは見当たらず。この冬の常連でしたが、どこかに飛んで行ってしまったのでしょうか。 意味ありげな穴の空いた河道のイバラドーム。 特に水中に注目をして歩いたのですが、まだ明確な春の気配はなし。 でも実は、この「気配なし」を見ておくのがいいんですよね。 気配なし、気配なし、気配なし、気配なし・・ときて、気配・・あ、あり!! みたいな春の訪れを感じたいんです。 なので今こそ、近所の川観察はオススメです。 今の姿を見ておくことで、これから数週間でガラリと進む川の季節をより一層楽しむことができるはずですよ。 マルタウグイ&ニゴイの産卵場も気配なし。この「気配なし」を目に留めて、仕事場に向かいました。〈若林〉□ 【お知らせ】川辺の自然観察をまとめた一冊、『武蔵野発 川っぷち生きもの観察記』発売中です!(アマゾンの販売ページはこちら) ★RIVER-WALK Vol.1~Vol.3発売中です!★
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