今日は朝方、少しだけ段丘崖の沢へ。 こんな雑木林を抜けて・・ 礫層から染み出した湧水の作り出すちょっとした沢があります。 最近、SNS上を賑わしているニホンアカガエルの卵とか、ないかなー。ないよなー。なんて思いながらちょっとだけ探して見ましたが、やはりありませんでした。 さて。目的はこちらです。 落ち葉が沢に浸って腐りかけている状態。 我が家のミミズテラリウムの餌を採りにきたのでした。 こちらはもう1ヶ月ぐらい前の状態。今朝ちょっと見てみたらだいぶ葉が食べられておりまして、暖かくもなるし、そろそろ追加せねば・・と思ってやってきたのです。 ちなみにこちらが我が家の川ミミズ。これも1ヶ月ぐらい前の写真ですが、今朝もほぼほぼ変わらぬ姿でした。もう1年1ヶ月飼っているのですが、いまだに元気。新たな子どもも数匹生まれています。 ちょっと暗めですが、こんな感じに、腐りかけた葉をもごもご食べますので・・葉選びは慎重に。分解されきって葉脈だけになっていても食べるところがありませんし、腐っていないとそれもまた食べづらい気がしています。 目安はカワゲラの幼虫。このように食べているようならば川ミミズも食べるだろうと、そんな具合に選んでいます。またこの時、カワゲラやミズムシ、プラナリアなどが混入しないようにも気をつけます。カワゲラなんかだとケースの中で羽化してしまいますので・・。 ケヤキとエノキと何か。これぐらいとればオッケーでしょう。 帰り際、少し気になっていた川をチェックしました。気になっていたというのは、別の場所で少し前にドブガイを見つけたのですが、他にもいるところはないだろうかと探しているのです。やはり、この辺りだとなかなか条件の合うところは少ないようで、見つかりません。ここはシジミはいますしそこそこ大きな浮石もありますから貝の幼生の宿主となるヨシノボリもいるのではないかと思っています。 今日は見つけられませんでしたが、条件は整っているように思います。時間のある時にもう一度来てみたいと思います。 ヒゲナガの羽化した殻が浮いていました。大量に羽化するのももうそろそろ。浮上するヒゲナガを食べる生きもの…という視点で観察するのも面白そうです。ハクセキレイやイソシギ、マルタウグイも食べますし、カエルやカメもたるみに集まるやつは食べそうです。 ここはちょっとドブガイには砂っぽすぎるかな?なんて思いながら少しだけ掘ってみることに・・。 すぐにシジミ(タイワンシジミ?)は出てきます。 そして見分けのつかない小さなエビも(どこにいるかわかりますか?)。 そして思ってもみなかった・・と言えば嘘になりますが、さほど期待していなかったこちらも! マッチョ虹色水生ミミズ改め・・マッチョ虹色川ミミズ! 小石をどかしたら尻尾だけゆらゆら出しておりました。この節ばったザラザラの尻尾がマッチョの特徴。あと虹色に輝く美しい体も。 少しの時間で2匹見つけることができました。 それにしても活性も高い。ここは川ミミズにとって良い場所なのかも・・。 そんな今年初めての嬉しい出会いでありました。〈若林〉□
【お知らせ】川辺の自然観察をまとめた一冊、『武蔵野発 川っぷち生きもの観察記』発売中です!(アマゾンの販売ページはこちら) |