ひさびさのブログ更新となります。 最後の更新が2月23日でしたから、おおよそ1カ月ぶりとなる更新です。 この間、低気圧が西から何度かやってきては寒暖を繰り返し、川っぷちの季節は一気に進みました。 私が近所の川で今年初めてマルタウグイを観察したのが3月14日でした。 すでに淵には結構な群れが入ってましたので、おそらく数日前にはすでに上ってきていたでしょう。もうひとつの川ではその1週間ぐらい前にはすでに到来していたようです。 同じ日、イワツバメも私的に初確認。ですが、すでに営巣は始まっておりました。こちらも数日前にはやってきていたのでしょう。 ニゴイも背に出て、産卵行動を匂わせるような行動がうかがえました。 からし菜もぐんぐん伸びて、すでに近所の人たちが摘んだ痕だらけになっています。 ちなみに私、人が摘んだ痕を見るのも好きなんですよね。待ちわびていた感じが、摘み痕に伺えるといいますか・・。 その日の夜は、ガタで今年初めてオケラの鳴き声も聞くことができました。 事務所のパソコン前でウンウン唸っている間に、春はすでに目の前に来ていたのです。 ちなみにその間のお楽しみは、こちら。 仕事場の窓の横にある梅の木です。 ヒヨドリやメジロ、スズメがやって来ます。 蜜を吸ったり、ミツバチを食べたり。 さて。 そんなさなか、先日は神奈川県のとあるところで、ヒキガエルの産卵を見ることができました。 産卵の盛りは夜ですが、居残り組を朝方に観察。 ポケーッとしていたり。 卵紐の上をのそのそ歩いていたり。 強く抱きつかれて絶命してしまったメスを前に途方に暮れていたり。 この場所は川沿いの沖積平野と丘陵の中間点。私の近所で言えば、武蔵野台地の段丘崖のようなところです。 我が埼玉南部よりもだいぶ自然度の高い地域ですが、低地と段丘崖と台地という組み合わせはとてもよく似ていますので、色々と比較することでまた新たな気づきがあるのではないかと考えています。 ヒキガエルの産卵は、春のほどほどの暖かさと、何と言ってもまとまった雨がトリガー(引き金)になるとのこと。 昨晩は気温こそ低かったのですが、まとまった雨が降ったこともあって、近所の気になっていたところに観に行ってみました。 こんな感じの場所。右手の斜面はそのまま迫り上がる崖になっています。小さな川の段丘崖です。小さな泥底の池ができています。ヒメダカがいました。 このような細い水路から湧き水が流れ込んでいます。 いかにも・・な感じ。 お、あったあった。 手前にほんの少しだけでしたが、ヒキガエルの卵紐を見ることができました。 ちなみに今晩7時の降水確率は90%。 楽しみです。 もうひとつ楽しみにしているホタルの幼虫の上陸も見に行ってみたいと思います。 川ではおそらく、濁りが取れた段階で、一気にマルタウグイの産卵が始まるでしょう。 春はとてもせわしない季節ですね。〈若林〉□
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