今日は朝から肌寒い曇り空。 いわゆる花冷えを曇天です。・・と書いて、桜の花を一枚も撮影していないことに気づきました。近所の川っぷちのソメイヨシノは、ほぼ満開を迎えています。 これまでのところ、ログ・サーモンことマルタウグイは例年に比べて少なめな感じ。さらに上流に遡上していったのか、もしくはまだこれからなのか、もしくは全体量が少ないのか・・。 少ないといえば、コイのハタキもまだ見ていません。こちらは5月過ぎまでだらだらと続きますので、まあこれからかもしれません。水量が若干少なく、河床の変化に乏しいことも関係しているのかいないのか・・。 ログ・サーモンの亡骸。アカミミガメに食べられてほとんど上半身は皮ばかりとなっています。 ムクドリも子育てを開始。 モズとクコ。 かれこれ2年ほど観察している片足のハシボソガラス。 橋の下の淵にたたずむニシキゴイ。 イワツバメの泥場です。耳たぶぐらいの柔らかさのやや粘り気のある泥をついばみ、巣作りに使います。 可愛らしいですね。 ニゴイの産卵行動は1カ所のみ。こちらはメスです。この下流側でオス同士が争っておりました。 曇りの日は空が白いので、ご覧の通り、水面が反射して見にくいんですよね。偏光フィルターを使うことで少しよくはなりますが、私はそれよりも、見えないなら見えないで、水面の引き波を楽しむ派です。 慣れてくると、こんな水面の変化で、水中の激しいオス同士の格闘を想像することができます。 ウヒョ! おおお! ・・そして時折、水面が破裂します。 ジュボッと。これはオス同士が、自分の力強さを誇示するためなのか、互いに並列を組んでスピード比べ?をするんですね。というか頭同士の押し合いかもしれません。 オスの頭が前方にうっすら見えてますね。 片方が突進に行きました! 激しい。 迫力あります。片方が片方に乗りかかってます。 素晴らしき、引き波よ・・。 今日はこれで満足できました。〈若林〉□
ニゴイの産卵行動につきましては、川辺の自然観察をまとめた一冊、ヤマケイ新書『武蔵野発 川っぷち生きもの観察記』に詳しく書いてあります。 魚をできるだけ驚かせない観察法も書いてあります。 ぜひご覧になっていただけますよう、お願いいたします!(アマゾンの販売ページはこちら)
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