今日は薄曇り。風もそこそこ、湿っぽい曇りの1日。アマガエルも鳴いてます。 先週、一度まとまった雨が降ったあと、近所の川でニゴイやコイが一気に産卵行動を始めるかな?・・と予測していたのですが、意外にも何もなし。ところが3日前のまとまった雨は、季節を大きく進めたようで、今朝川を覗いていますと、あちらこちらでコイのハタキ(産卵行動)が始まっていました。 昨日は観察できていないので、昨日から始まっていたかもしれませんが、私的には今日が2022年の本格的なハタキ始めの1日となりました。 あちらこちらで水しぶきが上がっています。 川辺には菜の花。ソメイヨシノや大島桜もまだだいぶ残っていますが、水面に桜の花びらがたくさん流れるタイミングです。 『武蔵野発川っぷち生きもの観察記』第二章の始まりはこんな感じですが、今はまさにそのシーンを目にすることができる季節です。 ぶっといコイ。 ログ・サーモンことマルタウグイはいつもの瀬と、あまりこれまで見ることのなかった下流側の瀬にも集まっていました。瀬差しを見るのはとても久しぶり。道行く方も気になっている様子。ニゴイは1箇所でオス同士がチェイスしていましたが、本格化はもう少し先といったところ。 カラスの仕業でしょうか? モクズガニも動き出していることがわかります。 キツネっぽい足跡に桜の花びらが積もります。 コサギ。 桜の花びらが流れる川面が弾けます。 コイのハタキです。 みな、50センチ以上あるような太いコイばかりですから、なかなかの迫力です。 音もすごいんですよね。 錦鯉も。 競い合うように卵を産むメスの方へ。 我も我もと・・ 押し合いへし合いで水面から体が出てしまうものもいます。
いよいよ今年も始まったなー。 なんて思いつつ、仕事場近くのガタを覗いてみますと・・。 こちらでも。これは・・ガタ開きといって良いでしょう。 「ガタ開き」とは、その春一番にコイたちが産卵のために増水したガタに押し寄せてくるタイミングのことを言う、生物規則観測です・・。 本日4月7日を、2022年のガタ開きの1日としたいと思います。 だいぶ水位が下がっていますが、構わず?ハタキを続けています。 戻れなくなっているコイが10匹ほど・・。 しかたない・・。 今年初めてウエーダーを履いてガタに降りました。 一匹ずつ網ですくってガタの下流側へ運びます。 今年も春が来ましたね。〈若林〉□
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