今日は晴れ。埼玉南部は昨日が夏日、本日も事務所には冷房を入れました。 そんな一日。 コイのハタキ、盛況です。 ログ・サーモン(マルタウグイ)の産卵も、私が見た限り、今年一番多く瀬に出てきていたのではないかというほど。水深がやや深く、観察には不向きでしたが、水面上からでも放卵・放精の雰囲気を観察することができました。 ニゴイはと言いますと、本日は不発。先週末に「レック(集団求婚場所)」らしきオス4匹のナワバリ争いのような陣地取りを見ることができましたが、今日はもぬけの殻でした。産卵を終えたのか、人も多い場所だけに、そのほかの突発的な出来事があったのかもしれません。 ちなみに本日は、川っぷちにキムネクマバチが目立ちました。いわゆるクマンバチです。 木に穴を開けて、そこで越冬をするそうですが、出てきたんでしょうね。ブンブンと飛び交っては、こちらも場所を占有する行動を観察することができました。 さて。本題はここから。 本日は、週末に観察をしたミミズ川について。 ここより先は若干・・というか結構、アレなミミズばかりになりますので、苦手な方はそっ閉じしてください・・。 このところ、しばしば、夏に「オヨギデカミミズ」が泳ぐ川を見にいっています。 果たして「オヨギデカミミズ」はいつから泳いでいるのか?を観察するために。 すでに、泳いではいます。が、夏に河床を泳いだり護岸に湿った垂直護岸を上ってコケを食むようなでっかい成体(20㎝ぐらいあるやつもいます)はまだ見ていません。同じ川ミミズの「マッチョ虹色川ミミズ」は冬にも成体を観察できますが、「オヨギデカ」はどうやら一年生なのではないでしょうか? この日も幼体を見ることができました。 こんな感じに、流れになびいているアオミドロ?の中にいるパターンが多いです。こちらは6㎝ほど。 光の当て方もあるのかもしれませんが、特に体の後ろ半分が白っぽいことが多いです。 白いんですよね。 こちらは私が同じ川で一度だけ目にしたことのある真っ白く透明な通称「雪ミミズ」。 今思うと、これは「オヨギデカミミズ」の幼体なのではないかと妄想しています。 メスを抱きかかえるミズムシもいました。 2匹目。これも白い。 10㎝ほどでしょうか。幼体です。これも「オヨギデカ」っぽい。そして後ろ半分が極めて美白・・。 やばいヒルもいました・・。伸びると10㎝以上。ヒルにミミズのようなハチマキ(環帯)があることを本日初めて知りました。 伸びるとこんな具合。参っちゃいますね・・。 そして、そろそろ帰ろうかと思い、試しに流れの最も強い、川中央の流心部を見ながら戻っていますと・・。 なんと流心にもいたのです! 10㎝以上のおそらくは「オヨギデカ」の幼体。 今にも泳ぎだしそうな体勢でしたが、ライトを当ててしまったため、縮んでしまいました。 それにしても川の流心のど真ん中で観察したのは今回が初めてのこと。 川を挟んで両側にある垂直護岸の上からぽとりと落ちてきたミミズが仕方なくそこにいるだけ・・みたいな疑念がぬぐい去れなかったのですが、今回の観察は、「オヨギデカ」に関しては、少なくても幼体の段階から川の流心にまで出ていることがわかりました。 ここまでのサイズになると、肉色をした成体に近い感じ。 ちなみに成体はこちらです。 今回の幼体。 毛みたいにくっついているのはボウフラです。 「オヨギデカ」はでかいのでやや怖い・・。 怖いけど魅力的なミミズです。〈若林〉□
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