今日は曇り時々雨。まさに絵に描いたような曇りの1日です。

朝方、少しだけ川沿いにある茅場へ行ってきました。

オギ?の新芽がぐんぐん伸びてます。

お目当はカヤネズミ。

昨年の晩秋から冬にかけて初めて二つの古巣を見つけることができました。

できたら青葉で作られているカヤネズミの巣を観察したいと思い、何度か足を運んでいるのですが、まあそう簡単に見つかるものではありません。

今日はオギのほか、写真のようなネズミムギの草地も探してみました。

ネズミムギというぐらいでネズミが好きなのだそう。この時期、カヤネズミはこの草にも営巣するのだとツイッターで教えていただきました。

ただの雑草が、カヤネズミを意識しながら歩くと途端に美味しそうなご馳走に見えてきます。

家を作る建材のようでもあり、好ましく見えてくるんですね。

花が咲いているものもありました。

残念ながらお目当てのものに会うことはできませんでしたが、それでも川っぷちの茅場や草葉を「ネズミの目」で歩くのは面白いものです。

休憩中のヒゲナガハナバチ。

カッパのような・・。

カラスムギの穂にアゴでつかまったまま、休んでいるようでした。

ヒメウラナミジャノメでしょうか。

シロテンハナムグリかな?

これは「ツノケムシ」呼ばれている毛虫のよう。

こちらは数日前のものですが、クビキリギスです。

そしてネズミムギが倒れこんだケモノ道を歩いて行くと・・。

タヌキのフンがありました。

ほぼ100%桑の実でしょう。

桑の実はもうだいぶ熟してきました。

いくつかいただきました。甘酸っぱくて美味です。

もうひとつ同じケモノ道にタヌキのフンを見つけましたが、そちらは桑の実とカワヒバリガイが半々といったところでした。

ネズミらしき穴もちらほら。

イモのようなものがかじられています。

ナヨフジクサの実。これも食べるのでしょうか・・。

そして茅場にはカヤネズミの天敵にもなっているであろうカマキリの卵がちらほら。

もう子どもは生まれた後のよう。

川ではまだ狩りのおぼつかない若いカワウが潜りを繰り返しています。

コサギはカワウが大好きですね。狩りで小魚を浅瀬に追い込んでくれるからです。

ふたりしてぽりぽりと・・。

もう狩りはしないのね・・と?去っていくコサギ。

若いカワウは可愛いですね。

少しずつ、カヤネズミの目にならしていきたいと思います。〈若林〉□

 

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