しばらく朝に見に行けていなかった段丘崖の接点に行ってきました。

10日以上、観察できな期間がありまして、その後はこのところ夜の観察でも這い出しが観られず、どうしてだろうと気になっていました。

増水してからしばらく経った後の台風前と、台風後の増水の3日後。

こんなモッフモフなモクズガニや(脱皮直後かと思われます)

他の場所ではなかなか観られない、でっかくて太いウキゴリも

ヨシノボリもいましたが、川ミミズの這い出しはありませんでした。

こんな感じのところで、これは以前の写真です。この場所は結構たくさん、川ミミズを観察することができた場所なのですが・・

こんなのとか

こんなのとか

こんなのとか

こんなのも・・。

掘ればいるだろうか?と思って、観に行ってきたのです。

甘い香りのするクサギの花が咲いています。クズが絡みついていますね。

こちらアカメガシワ。

とよさきかんじさんの『街なか葉めくり虫さんぽ』で、葉の付け根にアリを寄せる蜜腺を持っていることを知り、観察してみると、アリが吸いにきていました! なんでもアリを集めることで、毛虫などの食害から身を守るのだそう・・。

川底はこんな感じ。最近、水温を測っていないのでなんとも言えませんが、底よりも表層水のほうが冷たい印象でした。

少し掘った底の状態。大きく変わってはいませんが、若干砂よりも細かなシルトが増えたかな?

そして、掘っても掘っても見当たりません。

おそらく寿命を迎えようとしているヨシノボリがいました。

それにしても、あれだけいた「マッチョ虹色川ミミズ」たちは、一体どこに行ってしまったのでしょうか?

・台風の増水で流された?

・台風の増水で砂が河床に被さり、もっと深い場所にいる?

・季節的に移動した?

・死んでしまった?

謎です。ただ、掘り出す努力量に対して、明らかにミミズはいなくなっています。

少し上流で、かろうじて「オジロ川ミミズ」を1匹だけ見つけることができました。

この1匹だけ。

しばらく増水が起こらずに河床が落ち着けば、また這い出しても来るのでしょうか?

それとも彼らはなんらかの都合により、どこかに行ってしまったのでしょうか?

もしかすると、どこかに大量に集まっていたりもするのでしょうか?

なぞですね。

ちなみに、アメリカザリガニも梅雨時に比べるとだいぶ数が減った感じがします。〈若林〉□

 

【お知らせ】川辺の自然観察をまとめた一冊、『武蔵野発 川っぷち生きもの観察記』発売中です!(アマゾンの販売ページはこちら

★RIVER-WALK Vol.1~Vol.3発売中です!★