週末のこと・・

環帯が消失した(?)親ミミズ。だいぶほっそりとして弱々しいのですが、ムクノキの葉っぱはもりもり食べてます。そしてもうだいぶ可食部がなくなってしまったみたい。

昨年もそうでしたが、秋になると食べる量が増える気がします。そしてミミズたちは、食べられなくなった葉は、水の中に落としているのかもしれません。ケースの側面に貼り付けている葉が少なくなったらSOS、餌が足りない合図のようです。

今朝、出勤前に、沢へ。

川ミミズの餌取りです。

新たな落葉も見られ始めましたが、私の観察では、どうやらミミズが好きなのはケヤキとムクノキのよう。それも、微生物が分解しかけた「腐植」と呼ばれる段階のものが好きみたいです。我が家のミミズは「新鮮な」枯葉は食べないんですよね。

探すのはこんなところ。ムクノキの根元です。これらの落葉層も、土壌にとっては大切なものと最近知り、できるだけ撹乱しないように、そっといい状態の腐植を探していきます。

菌糸。こんなのが落葉をいい状態にしてくれているようです。

熟成ってところですね。

小さな陸棲の巻貝がいました。

腐食の間を巣にしていたアリも・・。

こちらのヤスデは脱皮中・・でしょうか。

サワガニの甲羅も。

いい状態のものだけをピックアップして集めます。だいぶヤブ蚊にやられる作業です。

こんな感じに中にはミミズもいますので・・。持ち帰らないように一枚一枚沢の水で洗います。

沢水に浸してお持ち帰り。きっと、もりもり食べてくれることでしょう。〈若林〉□

 

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