冬になると、カモやオオバンがやってきて、川っぷちはなかなか賑やかになります。

大好きなオオバン。ルビー色に燃える目玉が素敵です。

こちらはコサギ。比較的群れでいることが多い時期のように思えます。

隣接する田んぼにある湿地。ダイサギはなにを食べているのでしょうか。アメリカザリガニかな?

浅瀬ではアオサギが小魚を狙って狩りをしています。落ちアユの時期はもうそろそろ終わりかと思いますが、ほかにもオイカワやイナッコ(ボラの幼魚)など、彼らのお腹を満たす小魚はたくさんいます。

カラスは川っぷちの土手に穴を掘っては、枯れ草をかぶせ、せっせと冬の食べ物を埋めているようでした(貯食?) 寒い時期には前に埋めたと思われる落花生を掘り出すシーンも観察できます。

朝方にしばしば観察できるのが、カワウとサギ類の合同狩りです。

合同といっても、ほとんどサギ類はカワウのおこぼれ待ちです。カワウが集団で小魚を浅瀬に追い込み、その囲い込みの一部に(岸際から)加わることで、たくさんの小魚にありつける、というわけです。

これはまた別の場所。

こちらからは動画も見ることができます。なかなかの迫力です。

これだけの鳥を集める小魚はなんなのか?

写真を拡大すると、オイカワらしき魚とわかるのですが、果たしてオイカワの群れだけで、これだけの鳥を集めるものでしょうか。イナッコやアユなども混じった群れなのかもしれませんね。

ある程度、食べ尽くすと、カワウの群れは別の場所へと飛び立っていきます。

 

そして、最近、うれしかったのはこちら!

ミサゴです!

多摩川では時々、観察できていましたが、近所の川では初めてのこと。「やっぱりある程度、川の規模がないとミサゴはいないのかなー」と思っていたので、この出会いは、うれしかったです。

そして後日、数キロ離れた同水系で・・

またいました。

同じ個体なのかどうか。

いずれにしても、ミサゴがいるということは、エサとなる魚がそれだけ川にいるということです。となれば、今年は魚が多いのか、もしくはほかの川の魚が少なかったためにやってきたのか、もしくはこれまでは私が気付けていなかっただけなのか・・。

魚食専門の猛禽。

伸びやかな両翼。

いずれは狩りのシーンも観察してみたいものです。〈若林〉□

 

【お知らせ】川辺の自然観察をまとめた一冊、『武蔵野発 川っぷち生きもの観察記』発売中です!(アマゾンの販売ページはこちら

★RIVER-WALK Vol.1~Vol.3発売中です!★