今日も晴れ。埼玉南部は良い天気が続きます。 さて。2週間前に、そろそろ子どもたちが成体になりそうだなーと思っていた自宅の川ミミズ。 寒くなると盛り盛り食べるので、あっという間に葉っぱがなくなってしまい、一昨日、近所の沢に取りにいきました。 今は浅瀬の河床に積もったムクノキの落葉が、いい感じに腐植化しています。陸上では、まだまだ熟成?に至らないのに、川の中では分解が進んでいます。湧水で水温が一定に保たれているのもいいのかもしれません。空気の冷たくなった今、沢の水はお湯のように感じられます。 さて。 自宅の川ミミズですが・・ こんな感じに、ケースの壁に貼り付けた葉を食べたり落としたりして、身をあらわにしていました。 おお! 子どもミミズですが、お分かりでしょうか・・。写真では分かりづらいのですが、うっすらと環帯ができています。この2週間の間に、成体になったようです。 見づらいのですが、こちらビッグマザーこと親ミミズと子ミミズ。 ビッグマザーの環帯もふっくらと。今にも卵胞を産みそうな雰囲気になっていました。私が飼っているのは、より北方に生息するツリミミズ科のミミズでありまして、2年間飼育した感じでは、冬場のほうが健康状態は良好で、むちむちしてきます。 左下の丸まっているのがビッグマザー、右上のは子どもです。ほとんど大きさでは見分けがつかず、むしろ子どものほうが大きいぐらい。ビッグマザーは色が濃いので、かろうじて見分けがつきますが、時期にわからなくなってしまうでしょう。 子どもはまだまだ体色が透き通っています。 こいつらも子どもを生み出すのだろうか・・。 葉の隙間に潜っていく、成体となった子どもミミズ。 左がビッグマザー、右が子どもミミズ。 性徴らしき斑紋も見ることができます。 カッショクツリミミズかなーとも思っているのですが、このタイプは似たやつがいくつかいるので、相変わらず種は不明。 上がビッグマザー、下が子どもミミズ。 ビッグマザーはもうすぐ丸2年、生きていることになるのですが、子どもと見分けがつかなくなると、その先の寿命を追うことができなくなります。 かといって、ケースを増やす場所はなし・・(家族の了承的にぎりぎりのラインで飼っております)。 成体が増えたということは、卵胞を産み落とすタイミングも観察できるかもしれない、とも思い・・。 このままの状態で飼育を続けるか、より観察しやすい体制を整えるのか・・。 川ミミズ飼育の分岐点を迎えております。〈若林〉□
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