本日も移動オフィスしながらのお仕事ですが、途中で近所の沢に立ち寄り川ミミズ観察を少し。 薄い流れですが、基本的に湧水ですので、一年中、この水位はキープしているようです。 観察しているのは、石に引っかかって溜まった落ち葉のミルフィーユ。 こんなふうに流れに寄せられて重なり合った落葉紅葉樹の落ち葉です。 先日、一度だけ3㎝にも満たないような小さな成体の川ミミズを観察し、二度目はないかと見ているのですが、なかなか次の1匹には出会えません。 こんなやつにもう一度出会いたいと思っているのですが・・。 さらに小さいタイプはいました。こんなのがほんまものの水生ミミズなんだろうな・・。 トビケラの成虫も。 朽ち果てたキリギリスの仲間。 この沢の常連。サワガニ、茶色いヒル、ミズムシ、小さなカワゲラの幼虫。あとヨコエビもいました。 川ミミズは流れの中には見当たらず。 そこで、少し気になっていた沢水が湧き、染み出す砂泥の上に落ち葉が折り重なったところへ。 こんな感じで、落ち葉をよけると薄く流れる沢水が現れます。ここに・・ おった! 私が「マッチョ虹色川ミミズ」と呼んでいる中の1タイプ。湧水場や川に多い、おそらく水辺がとても好きなタイプです。成体です。特徴的なのは、その体の長さです。見た目はヘンイセイミミズというミミズっぽいのですが、果たして・・。 このミミズ、水辺の暮らしにとても慣れている印象で、スルスルとすぐに潜り込んでいなくなってしまいます。色合いは茶色から赤っぽいのから、透き通るグリーンまで、いろいろ(まあ、別の種類かもしれませんが・・)。 いずれ、新たに名前を付けてみたいと思います。 幼体もいました。水温はおそらく14℃ほどでしょうから、動きも活発です。 とりあえず、いるところにはいると安心して、沢を離れました。 今シーズンは、今一度、このミミズにも注目して、観察していきたいと思います。〈若林〉□
【お知らせ】川辺の自然観察をまとめた一冊、『武蔵野発 川っぷち生きもの観察記』発売中です!(アマゾンの販売ページはこちら) ★RIVER-WALK Vol.1~Vol.3発売中です!★
|