このところ結構暖かめの日が続いています、埼玉南部です。

なんだか春が早そうだなーと。そんな曇り空でした。

さて。

昨晩も、新しく見つけたミミズ川に川ミミズの観察へ。

仕事に追われて焦る気持ちも心のうねりも、暗闇でひとり川ミミズを観察している時だけは、至って穏やかです(現実逃避?)。

さて。この川。

圧倒的多数は、おそらく「マッチョ虹色川ミミズ・タイプ1」(見た目だけの判断ですが、ヘンイセイミミズなのではないかと…)。

ですがこの日は・・。

まずこちら。

水中でしっぽだけを出している姿(「顔」と書いてますが、おそらくしっぽだと思います)。

先日も似たような姿を観察しています。こんな姿がいいんですよね。いかにも川底で暮らしている感じがして。陸生ミミズは、ふんを巣穴の周りに積み上げます。おそらく川底でもしっぽを出して、ふんをしているのではないでしょうか。光を当てると、しっぽだけでも嫌がって、穴の中(?)に入っていってしまいました。

光の影響を与えずに、うまく観察する方法はないものでしょうか。

そしてこの日は、ビッグサプライズがありました。

それはこちら。

おそらく・・ですが、「クリームオヨギデカミミズ」の幼体です。10㎝ほどありました。水際で壁に這い上りかけた状態でした。

細長い体型と大きさ、さらに透明感のある色白の体。

素敵ですね・・。

これまで、たったひとつの川でしか観察することのできなかった「クリームオヨギデカミミズ」。私が特に、その暮らしを知りたいと思っている3種のミミズのうちの一種です。もう一種が「マッチョ虹色川ミミズ・タイプ1」であり、もう一種は、また別の川で這い出しを度々観察している「細マッチョ川ミミズ」です。

いや、いい観察をした・・と興奮している目の前に・・。

なんと、8㎝ほどの「細マッチョ川ミミズ」とおぼしきやつまで現れたのです!!

こいつも色白で細長い体型が特徴です。「クリームオヨギデカミミズ」「マッチョ虹色川ミミズ」そして「細マッチョ川ミミズ」いずれも細長いです。なんとなく・・ですが、これが川を特に好む川ミミズのひとつの特徴なのではないか・・と、そんなことも考えています。

いやー、いい観察をしました。

前日にずぶ濡れにした長靴を、1日かけて乾かした甲斐がありました。

満足です。〈若林〉□

 

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