本日は穏やかな曇り空。昨日は朝から夜までポツポツと雨が降り続けました。

このところ仕事帰りの定例観察、ミミズ川へ・・。

雨の日を待っておりました。

その前に、一つご報告を。

こちらのミミズ。私が「ハクトウ川ミミズ」と呼んでいたミミズですが、昨日ブログの投稿をツイッターで紹介したところ、ツイッターを介してミミズの研究をされている方に「性的乳頭とか思春期隆起とか呼ばれる特徴的な突起」から、サクラミミズで良いと思います、とのコメントをいただきました。そこで今後はサクラミミズとして記して行きたいと思います(ミミズ分類はとても奥深く難しいのですが、改めて自分でもサクラミミズたる特徴を確認したいと思っています!)。

思えばこの美しき、桜色。まさにサクラミミズですね。

さて。

この日は雨の中の観察でした。これまで雨後や雪後の観察は行ってきたのですが、雨が降っている最中は、この川に関しては初めてのこと。護岸への這い上りに期待しての観察です。

意外だったのは、あまり濡れていなかったこと。思い出しましたが、垂直護岸は、意外に雨が降っているだけでは濡れないのです。雨が護岸上から染み出すように流れることでしっかりと濡れるのですが、雨が真上から降るだけでは、あまり濡れないんですよね。

水位は意外にも平水(より少なめにも感じました)。水温は測り忘れ・・。若干の濁りあり。

こんななか、結構な川ミミズを観察することができました。

まずはこちら。6㎝ほどの赤っぽい・・シマミミズでしょうか。幼体だからなのか、シマミミズで観察していた蛍光発光はほぼなし。でも模様からはシマミミズではないかと思います。釣り餌の「キジ」ですね。

サクラミミズと同じくツリミミズ科のミミズです。ツリミミズ科のミミズは変形が大きくて形が面白いんですよね。

もう1匹いました。面白かったのは、乾いている護岸まで這い上っていたことです。

こんな感じ。50㎝以上は登ってました。ここまで乾いていても登っているのは、「マッチョ虹色川ミミズ・タイプ1」でも、あまり見たことがありません。

ちょっと苦手なんですよね。シマミミズ・・。

「マッチョ虹色川ミミズ・タイプ1」もおりました。

流れのある川底にも。

徘徊中のやつも。

雨後に多い、水面ぎりぎりにも。

美しいですね。

3匹まとめて!

こんな感じに全部で17匹いました。この川の優先種、なのかもしれません。

そして、こいつも・・

1匹だけでしたが、サクラミミズです! 透明感のある桜色。

そしてこの日、嬉しかったのは・・こちらです。

なんと「クリームオヨギデカミミズ」!・・かと思いましたが、体型の細長さが若干足りないのと、クリームでは、あまり見たことのない目立った

虹色の構造色も見えます。

蛍光発光は、かなり「クリームオヨギデカミミズ」に近い! この独特の発光はクリームだけの特徴だと願いたい気持ちもありますが・・。

やっぱりどうしても、体型と構造色(曲がったたりに光っている部分です)が気になります。これは保留ですね。

ちなみにこちらが、私が「クリームオヨギデカミミズ」と呼んでいるやつです。途中で急角度に折れ曲がっていますが、これもまたクリームの特徴。ふにゃふにゃなんですよね。それが急にムキッ!となって暴れたりもしますので「ゾンビミミズ」とも呼んでます・・。

これがクリーム。

ともに幼体、ともに10㎝ぐらいの長さですが、ちょっと違いますよね。でも透明感があって美しいミミズですね。

以上、雨降る中の観察でした。〈若林〉□

 

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