まだ雨の残る今朝。 仕事前に少しだけ川へ。 昨日、キツネらしき巣穴を見つけたものですから、ちょっとだけ。 朝に見られるとしたら、こんなローライトなタイミングかも・・と思って覗きに行ってみました。 センダンは花の季節。 実りが待ち遠しい。 こちらもそろそろ。 びしょびしょなので進めず。
どうでしょうね。 小雨降るなか、少しだけ待ってみようかなと立ち止まった時、遠方に明るい茶色をした細長いかたまりが見えました。 !! 急いで望遠レンズのついたカメラを構えます。が、前日魚を撮影するために偏光フィルターをつけたまま・・。ローライトの中、さらに暗くなりピントが合いません。半押ししても焦点があってくれません。 諦めて肉眼で見ようと思い、目を離したタイミングでした。カシャカシャと、シャッターが2回だけ降りました。目を向けると、すでに姿を消したあと・・。撮影は残念。でも確かにあれは・・・。 そう思って画像を見ると・・。
おおお・・。(トリミングしています) おお・・。(トリミングしています) これまで感じていた気配が像を結んだ瞬間。カメの産卵からの、昨日の巣穴からの、導かれるような出会い。 不思議と、さほどの驚きはありませんでした。 それよりも感じたのは、少しソワソワした気持ち。 いえ、たくましさはきっとあるのでしょう。 だからこそ繋いできた命ですから。警戒の距離も遠かった。 アカネズミ、ハタネズミ、カヤネズミ、キジ、カワラバト・・あとは何を食べているのかな。カルガモの子どもなんかも、この時期の食べ物かもしれません。打ち上がったニゴイやマルタウグイの死骸なんかも、きっと食べているのでしょう。 こんな足跡も。どうかなー。 これからは、一層の気配を感じて川っぷちを歩くことができそうです。 そんな記念すべき一日となりました。〈若林〉□
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