今日も朝から肌を撫でる風が吹いておりました。

日中は酷暑になりそうですね。

近所の沢へ、川ミミズの餌集めに・・。

昨年も感じましたが、夏に向けて、餌であるムクノキの腐植集めが難しくなってきています。

冬から春にかけては、川辺の水中に溜まった落葉が、いい感じに腐り、ちょうど良い感じの腐植をたくさん得ることができていました。

こんな感じに流れにある石に引っかかって溜まった落ち葉から・・

こんな感じに、まるでミルフィーユのように重なった、良質な腐植が得られておりました。

季節が進むと、少しずつ分解も進み、さらに下流へと流されてしまったりもして、5月末ぐらいには、川の水中の腐植は期待できなくなってしまいます。

次に期待できるのは、このような落ち葉が川の水中に氷河のように流れ込んで来る場所です。

ただ、こんなところもムクノキはすぐに分解されてしまい、ボロボロになってしまいます。ムクノキよりももう少し葉が丈夫なのか分解の遅いコナラがいい感じになってきますが、経験上、安定して食べてくれるのはムクノキなんですよね。

こうなると次は、分解の早い川の中やエコトーンを諦め、もう少しだけ陸地側の斜面に移ります。

表面の葉を除けると、しっとりとして腐りかけたムクノキの腐植が出てきます。ただ、ちょうど良い状態の腐植は、ドンピシャの落ち葉の層でしか得られず、それよりも少しでも表層側だと乾いていたり分解が進んでいなかったりしますし、少しでも地中側だとボロボロに分解されてしまっています。

フトミミズの仲間がおりました。

やはり1番の狙い目は、まだ落ち葉の残っているエコトーンです。石などに遮られて流されずに溜まっているピンスポット。そんなところには、わずかですが数枚まとめて取ることができます。

そして、そんなところには、私が飼育している川ミミズとおそらく近い仲間であるツリミミズ科のミミズが、割合的に多く出てきます。

長さは4㎝ほど。幼体です。

これはさらに小さい、ヒメミミズかな?

大きなあごを持った捕食者も・・。

ミミズたちの食べ物をいただいてしまうことになりますが・・。

今日もこんな感じに少しいただきました。

流れで汚れや虫を落とし、いただきます。

ここから次の落葉が得られる秋まで、まだまだ餌集めの苦労は続きます。〈若林〉□