季節が進んだり戻ったりのこのごろ。

今日はパシフィコ横浜で開催中の「CP+2017カメラと写真映像のワールドプレミアショー」へと足を運んできました。

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パシフィコ横浜といえば、ほんのひと月ほど前に行われた釣りの祭典「ジャパンフィッシングショー2017」の会場です。フィッシングショーは毎年行きますが、CP+は今回がはじめて。フィッシングショーはお仕事となりますが、CP+は趣味として。ほんの数時間でしたが、楽しいひとときを過ごせました。

趣味・・というか仕事柄?、気になる道具がたくさんありました。

ざっとご紹介しましょう。

 

まずはこちら。

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オリンパスのOM-D E-M1 MarkⅡ。

実はいま、一番ほしいカメラです。

OM-Dは初期のE-M5を持っているのですが、やはりミラーレスは一眼レフに比べて圧倒的に軽い。交換レンズも考えると格段の違いがあり、特に長い距離を歩く渓流釣りの撮影では、その機動力はとても有利に働きます。防水(防滴?)性能もバッチリで、少々の雨はもちろんのこと、私など過去に2回水没させてますが、なんとか事なきを得ているほど。

その大好きなシリーズの最新ハイエンドですね。

ボディ価格は20万とちょっと。

ほ・・ほしい・・。

1秒間に18コマとか、シャッターを押す前の画像が撮れる!?とか、いろいろなスペックは公式HPをご覧いただくとして・・。

今回、だいぶ背中を押された感がございます。

 

で、アンケートに答えて、こんなのもいただいちゃいました。

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SDカードケース。

うれしい!

 

さて。

このペースだと先が長くなりすぎるため(本題は別にありますので)、急ぎます。

 

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マンフロットのPIXI EVOミニ三脚

made in Italy. かっこいい!

川の瀬に沈ませて使いたい。

 

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ベルボン×コールマンのCV-2

小さなテーブル板つきのミニ三脚。

かわいい!

 

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ミゴのピクターワン

iPhoneに取り付けると一眼レフのような使用感が得られるアクセサリー。

単純になんかいい。

 

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同じくミゴのアグアホルスター

完全防水じゃないけど防雨性。形状がスマートでかさばらない。素材感が心地よい。

 

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フォックスファイヤーのフォトレックストレージジャケット

望遠レンズも収納できる大きくて深いポケットが重宝しそう。これなら交換レンズ用のカメラバックを持たなくてもイケそう。

 

とまあ、欲しいものぞろいなのですが・・。

OM-D EM-1 MarkⅡとともに、おそらく今期手に入れてしまうであろうアイテムがこちらのふたつでした。

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このセッティングです!

マインドシフト・ギアのウルトラライトDSLRカバー+ピークデザインのスライド

ウルトラライトDSLRカバーは、超軽量かつとっても簡単にカメラを取り出せるカバーです。風雨を防げ、しかもパッドも入っているので耐衝撃性もあり。さらにウエストベルトでの固定式なので、カメラをさっと取り出してそのままにしてても落ちません。

スライドはワンタッチ伸縮のショルダーストラップ。胸にあるバックル的なものでワンタッチにキュッと縮めたり伸ばしたりできるので、使わないときは実にタイトに身体にフィットさせることができるのです。

これはぜひ、今期の渓流釣り+撮影に投入したい。そう思わせる組み合わせでした。

で、だいぶ長くなりましたが・・本題はここからです。

 

このセッティングを教えてくださったのは、マインドシフト・ギアのアンバサダーである写真家の二神慎之介さん。

北海道にいる「森のヒグマ」をメインテーマに、野生動物や自然風景の撮影を続けている、私がいま、大注目をしているカメラマンです。

多くの説明は不要です。こちらが二神さんのウェブページになりますが、その写真の持つ力に圧倒されます。

たとえば、おそらくは代表作のひとつであろう黒くて凛々しいヒグマの写真。それ自体の表情を見ると、本当に男前で(雌かもしれませんが)、なんというか毛並はアイルランドのサラブレッドを思わせるような美しさなわけです。濡れているから川にでも入っていたのでしょう。そして心地よい陽光降り注ぐ開けた森で日光浴でもしているのでしょう。でも、その口元をよく見ると赤い血で濡れている。サケかカラフトマスでも食べたのだろうか? そしてどこまでもシャープなピントを得た優しげな目元にはダニ?・・がたかっていたりもする。

私なりに解釈をしますと・・。

二神さんの写真には、メインとなる被写体がそれ自体、大きな存在感を放っていながら、その被写体が関係している周囲の自然をもフレーム内外に感じさせる作品が多いように思います。生活の場だったり、フードチェーンだったり・・。それはおそらく、できるだけ彼らの野生なる日常に迫りたい、という志が、そのまま撮る写真に表れているためではないでしょうか。

で、そんな二神慎之介さんが、マインドシフト・ギアを取り扱う銀一ブースにて「Mind Shift GEARで撮る北海道の野生動物」というタイトルのセミナーを行いました。

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二神さんです。

北海道の自然撮影を、陸地偏と海編とに分けて紹介。

陸地偏では、ヒグマを中心とした北海道の季節ごとの魅力をぐるり一年、豊富な写真とともに紹介しつつ、撮影上の注意や手順、装備に至るまで幅広く解説してくれました。

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秋のヒグマの主食のひとつであるカラフトマスの写真もすごかった。

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ご自身のフィールドでの装備を紹介してくれたり・・。

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海編では、北海道のホエールウォッチング撮影の魅力も語ってくれました。

 

あっという間の45分。

素晴らしい写真をたっぷりと楽しみ、そして色々とためにもなりました。

 

満足して事務所へ。

神保町のGLITCHで校了時にしか飲まない高級かつ超美味なスペシャルアイスカフェオレを購入。少しずつ味わいながらいろいろな刺激を反芻しつつ、デスクワークに励んだのでした・・。

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とても長くなりましたが最後にお知らせを。

週明けの2月28日(火曜日)まで、ニコンプラザ新宿のフォトプロムナードにて、二神慎之介さんの写真展「羆の海、鱒の森」が開催中です。

釣り人の皆さん、鱒の森・・ですよ!

こちらも私、観に行きました。

上に書いた黒くて凛々しいヒグマの写真もあります。ほかに、キタキツネとカラフトマスの決定的瞬間や、溯上するカラフトマス、ヒグマの食後の余韻、羅臼沖のザトウクジラなどなど・・。大判プリントならではの迫力はやっぱりすごかった。写真をもっと楽しみたい!と、改めて思った次第です。〈若林〉□

 

 

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