先週、ふと思い立ち、中流域へ。

狙いはコイツだったのですが・・。

(※これについては過去のブログをご参照ください)

5月中旬、ほぼ遡上&産卵は終わっていたようです・・(会いたかったのに・・残念)。

代わりに稚アユが上ってきているというので、近くの堰下へ。

いるわいるわ、稚アユを狙って集まる者どもが。

うーやんこと鵜。

怪鳥を思わせるアオサギ。

黄色い靴を履いたオシャレなコサギ。

 

これらはすべて、魚を食べる「フィッシュイーター」です。

魚を食べる鳥、です。

そして私のよくやるルアー釣りで狙う魚も「フィッシュイーター」です。

魚を食べる魚、ですね。

シーバス(スズキ)とかブラックバスとか、イワナとかブラウントラウトとか、ナマズとか・・アオリイカもフィッシュイーター。

なのでルアー釣りをする人にとって、フィッシュイーターである鳥たちは、とても気になる存在なのです。

フィッシュイーターである鳥がいる→エサとなる小魚がいる→その小魚をエサとする魚のフィッシュイーターがいる→釣ってしまいたい!

・・・という関係ですね。

で、今回の場合、エサとなる小魚は稚アユ、つまりアユの稚・幼魚でした。アユは人間が食べても美味ですが、フィッシュイーターである鳥や魚たちも大好きです。そしてアユは5~6月になると海から川に群れとなって遡上してきますので、フィッシュイーターたちにとってはまたとないご馳走なのです。

堰の直下では、魚であるフィッシュイーター(何者?)が、アユを追っているであろう引き波がスーッスーッと走ってました。

こんなヤツも・・・(コイです)。

 

堰直下の浅い所では、サギの仲間が群がってました。

 

そして一段落ちた、少し水深のある所には、こんな鳥も・・・

 

アジサシです。

こいつの魚の獲り方がカッコいいんです。

 

上空30mほどか。小魚を見つけるとその真上でホバリングをして狙いを定め・・・

 

ダイブ!

成功率は30%ぐらいか。

でもよくもまあ、まっさかさまに突っ込んで行って怖くないものだと、他人ごと・・いや他鳥ごとながらに感心してしまいます。

よくわかっているもので、サギたちのいる所には突っ込んでいきません。水深5㎝ちょっとですから、突っ込んだら大変です。どうやって学ぶのかはわかりませんが、きっとそんなミスはしないのでしょう。腹打ちなんかもゼッタイにしないのでしょう。

・・・と、そんなことを思いつつ、サギを見ると、コイツらもなかなか考えてます。

 

もう少し水深のある所だと、この位置から一気に首を急角度で水に突っ込むものですが・・

低い!

ほぼ水平近い、浅い角度で突っ込んでいることがわかります。

思いっきりコンクリ叩いて脳震盪・・なんてことはないんでしょうね、きっと。

見事、キャッチ。

 

 

同じ生き物として、勉強になります・・。

気付くと夕刻に・・。

 

 

魚道でのんびりしていたカルガモ。

川辺に咲き乱れていたクサフジ。

 

 

 

 

釣りはせずとも、なかなかの川時間でありました。〈若林〉□

 

 

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