低気圧が過ぎたとたんに一気に青空が広がり、また厚い雲に覆われ・・・。そんな猫の目のような天気が続くこの頃。 今日は事務所で原稿書きです。 ですが書きはじめる前には、やっぱり構想というか、どんなふうに書くかを考えなければなりません。 そんなときパソコンを前にしてイスに座っているだけでは菓子ばかり食べてしまいカフェイン中毒にもなりかねません。 そこで・・ やはり川へ。 以前、事務所が神保町にあった頃は、古本屋もしくは山岳用品ショップを流すのがお決まりのコースでしたが、いまは川。近所の川へ。
目当てはトリの観察です。 トリ部です。部員は一人、部長は私。 昨日はとても風の強い日中でしたが、カルガモを見ることができました。 コガモやオナガガモとは異なり、カルガモはここで一年を過ごし繁殖する留鳥なのだそう(小さいヒナを連れて歩く姿を見ますよね)。暖を求めて北から飛んできた連中は、どこかの風裏で縮こまっているのでしょうか。カルガモはずっといる地元組・・というか、寒さにも強そうに見え、どんと構えているような印象。 寒さに強そうといえば、脱線しますが、こいつらも強風下にも関わらず川辺に立っておりました。 アオサギ。 チュウサギ・・かな。髪型が・・。 多少風が吹いているほうが、飛び立つときに羽で風を受けやすくふわりと上がりやすいのかな、なんてことも思いました。
ではカモに戻りまして。 カルガモにまじって、くちばしの黄色いおそらくはマガモのオスのエクリプスでしょう。上写真では、左がカルガモ、その後ろにいるのがマガモ。 エクリプスとは、非生殖羽のオスのことだそう。マガモのオスといえば、メタリックグリーンの頭が印象的ですが、あれは繁殖羽であり、いわば魚でいうところの婚姻色。これから徐々に生えかわり、あの鮮やかな色合いになっていくのだそうです。楽しみです。 それにしても、カモっていろんな種類が身を寄せ合って過ごしているように思えるのですが、違う種はどのような感覚なのでしょうね。 ご近所さんぐらいの感覚なのか。 外人さんぐらいの感覚なのか。 言葉は通じ合うのか。 でもコミュニケーションは計れているように思います。
岸ではヒドリガモが草なのか、草についた虫なのか。盛んに首を突っ込んで食べておりました。
こちらは本日の空。 涼しくなってきたところでおしまいにします。 自然を前にすると頭が空っぽになるのがいいですね。 あれこれカモのことを考えながら帰路を辿り、事務所の建物を前にして、ここでようやく原稿のことを思いだすのです。〈若林〉□
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