このところ晴れればお昼休みに近くの川へ、トリ部と称した鳥の観察を続けております。

ところが昨日、小雨降る中、試しにちょっとだけ・・と行ってみたら、なんと猛禽がコサギを狩る現場に遭遇。それについてはこちらのブログ【ローライト時の密な気配】に書かせていただきましたが、つまるところ、晴れたらトリ部、雨でもトリ部、ということで、行かない理由がなくなってしまったのです。

で、曇りの今日は・・

やはりトリ部へ。

部員はひとり、部長は私。

昼飯がてら、向かったのは昨日の「現場」でした。

1時間かけて猛禽に食われたコサギですが、それがどうなっているのかを確かめに。

川の向こうへ。

いつものアオサギがいました。

昨日、猛禽に食われかけたやつ(かもしれません)。

そして現場へ。

やはり・・・。

コサギは羽だけを残し、きれいにいなくなっていました。

きっとハゲコウのように木の上で見つめていた2羽のカラスがおこぼれにあずかったのでしょう。

翼竜のような顔をして、浅瀬で小魚を鋭いくちばしで一撃にするサギ類は、この川の食物連鎖の頂点にいるものと思ってました。だが、さらに上がいた。しかも同じ鳥類で。

一夜にして消えてしまったのは、カラスの仕業だけではありませんでした。

周囲には獣の足跡。

あちらこちらに

大きさと爪痕から察するに、おそらくはタヌキかと思います。

 

そしてコサギはいなくなりました。

猛禽の羽でも落ちていないかとあたりをくまなく探っていると・・・

鋭く大きな爪痕。

猛禽のものかもしれません。

そして・・・

なんと未消化のウキゴリとヌマチチブが。

おそらくは猛禽に引きずられた際にコサギが吐いたものでしょう。

捕食者がその直後には被食者になってしまう自然界の現実を見た気がしました。

 

小魚の捕食者といえば、こいつも浅瀬で狩りをしていました。

カワウです。右はコイ。

こんなに頭や首が真っ白なやつは初めて見ました。

調べると、これも繁殖期の姿で、婚姻色のようなもの・・だそう。

この川の支配者とでも言わんばかりの悠々たる泳ぎ。

そして・・

ダイブ!

 

多様に進化した鳥たち。

カルガモ。

カラス(なんか卵みたいなのくわえてました)

モズ。

トリ部は続きます。〈若林〉□

 

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