こちら埼玉も日一日と寒くなって行きます。

今日も晴天。川へ鳥を見に行きました。

部員はひとり。部長は私。

トリ部でございます。

相変わらずコサギは浅瀬でガサガサと足をゆすっておりました。

美しい鳥です。

ダイサギはコサギよりももう少し岸際寄りのポジショニング。

そして足はゆすらずにゆっくり歩いてはジッと魚が近づくのを待ちます。

今日はこの川ではじめてトビも見ました。

そして何者かによる食痕も。

襲われたのはハトかもしくはヒヨドリか・・?

いずれにしてもコサギではありませんでした。

で、今日注目をしたいのはこちら。

ヒドリガモです。顏が緋色(スカーレット)だから緋鳥鴨なのだとか。

この川に飛来しているカモの中では最も大きな群れを作っています。

伝書鳩のように頭上をぐるぐると。

水にも浮ければ大空も舞える。

そんなヒドリガモ(左がオスで右がメス)ですが、いつもは穏やかな彼らが今日は様相が違っておりました。

流れの中で激しくバタバタと・・。

一羽がやると、つられてまわりのやつらもやりだします。

バサバサ

バッサバッサ

ハッ

ホッ

フンッ

オラッ

ハーッ

ウリャッ

ガーッ

ホイッ(もう、いいか・・)

とにかくもう、ひっきりなしにバッサバッサ、バッサバッサと、何かに操られているかのように潜ったり羽ばたいたりジャバジャバやったり。

水浴びなのでしょうけど、そんな一斉にやらんでも・・。

 

そんな様子を見ていたときです。背後から帰宅途中の男子高生2人の声が。

「あれさー、めっちゃ可愛くない?」

「あー?」

「オスが可愛いんだよほら見ろよオス!」

「ああー?」

ひとりはまるで興味なし。

でももうひとりは盛んにヒドリガモの羽ばたきの可愛さを連れにアピールしておりました。デカい声張って。

キミ、良い趣味してるね。

・・トリ部入らない?

 

ともあれ。

ヒドリガモがひたすらに激しい今日なのでした。〈若林〉□

ハッ!

 

RIVER-WALK First Issue 好評発売中☆