今日も寒い一日。でもこちら埼玉、太陽が出ている時間は穏やかでした。 本日も『RIVER-WALK Vol.2』の追い込み等、諸々とひとり事務所作業。 そんな孤独(?)を癒してくれるのが川。 そしてこいつです。 間違えました。これは休日に大宮公園に見に行った県の鳥であるシラコバト。 こいつです。 いやこれも違う。・・けど大好きで癒されます。キジバトです。 こいつです。 今日のモズ、です。 いやいや、すみません。今の私の本命はこちら。 コサギです。 なんていうか、オオタカに食われてしまうのを目撃して以来、なんとなく目線がコサギ寄りになっているんです。 サブい・・。 んーっ ふぅ・・。 なんかこの鳥、人間っぽいんですよね。 おわっと! あぶないあぶない。激しい流れに転びかけてみたり。 水の中に潜れる鵜をうらやんでみたり・・(知りませんけど)。 今日もひとつ、おそらくオオタカの食痕を見つけました(これで5つ目)。 そんなコサギですが、この川にくる似た者のダイサギやアオサギと比べると、まず小さい、という特徴があります。そして私が気になっているもうひとつの特徴は、上の写真でもわかるように、足の先が黄色い、という点です。 こちらダイサギ。 ストレートネックになるぞー。 ダイサギは一度、水辺に立ち込みますと、あとはジッとその場を動かず魚が通りかかるのを待っている(気がします。そんなに長くは観察してません)。あくまでもジッと待って、くちばしが届く範囲に魚が泳いできたところでバシッと一撃にする戦略のように思えます。 ダイサギの足先は真っ黒です。 そしてこちらアオサギも、足先は真っ黒。そしてダイサギとおおよそ同じような戦略を取っている気がします。つまり魚が近くに泳いでくるのをジッと待ち構えて一撃にする戦略。
対してコサギは常に動き回り、エサとなる小魚を探しているように見えます。 主に浅瀬を歩きながら、そしてこれもコサギの特徴なのですが、片足を震わせて、まるでガサガサのように草陰や川底の石に振動を与えてそこに隠れている小魚やエビを追い出しているようなのです。 ガサガサ。 ガサガサ。完全に流れに背を向けてますね。 そして出てきた小魚をパクッと食べるのです。 おそらく・・ですが、ダイサギやアオサギは、自分から泳いで近寄ってくるオイカワやカワムツ、ニゴイなどを食べているのに対して、コサギは自分からどんどん歩いてはガサガサと追い出してウキゴリやヌマチチブやエビなどの底生の物を食べているような気がします。 もちろん、例外はあるのでしょうけど(たとえば一時に大量に溯上するアユの稚魚とかを食べる場合とか)。 で、やっぱり気になるのが・・ 足先の色、なんですね。 なぜにコサギは黄色いのか。 あくまでも仮説というか思いつきに過ぎないのですが・・ 黄色いほうが、草陰や石影に隠れている小動物を追い出すには都合がよいからなのではないでしょうか。水中では黒よりも黄色いほうが目立つから、より追い出すためには効果的なのではないかと。 対して直立不動の戦略を取るアオサギやダイサギは不自然な黄色よりも、水中で馴染みやすい黒のほうが目立たずよいのではないかと。 そんなことを思いました。
でも、そう考えていくと、オオタカやワシなどの猛禽はなんで黄色い足の奴が多いのか? なぞです。 黄色いとエサをつかまえるときに目立ってしまうのではないか? ・・・と考えるのは早計で、こちらは空から襲いかかるタイプだから、黒よりも明るい黄色のほうが(ダイサギやコサギの体の色が白いのと同じように)空を背にしたときは下にいる生き物には見にくいのではないか? ちなみに水中の魚を水面上からカギ爪のついた足を突っ込んでつかむミサゴやシマフクロウの足は黄色ではなく白っぽいんですよね。 とても興味深いです。 色・・といえば、アオサギの体がなぜ白くないのか?も気になります。 もしかすると白いダイサギとはエサを捕るときのポジショニングが違うのかもしれません。 ちなみに夕方に見るダイサギは、太陽を背負っていることが多いように思っています。単純に逆光だと水面が反射して獲物が見づらいから、という考えもありますが、太陽を背負ったほうが自分は獲物に気づかれづらい、ということもあるのかもしれません。 ここらへんのことって実は、私がサケマス類の産卵行動を観察するときや、釣りをしているときに、いつもよく考えていることなので鳥を見てても注目してしまうんです。 魚に気づかれないためには黒い服がいいのか、白い服がいいのか。 近づくのは逆光がいいのか、順光がいいのか。 私なりの経験上の答えはあるのですが・・もう少しダイサギとアオサギを観察してから、お伝えしたいと思っています。 最後は本日のカルガモ(逆光)でした〈若林〉□ ☆RIVER-WALK First Issue 好評発売中☆ |
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