今日は比較的穏やかな一日でした。

埼玉発の本日もトリ部です。

集中力を必要とする作業の合間の癒しの時間。

・・のはずが、どこまでも奥深い鳥の世界。

いやー鳥ってホント、良いもんですねー。

 

さて。

本日も川には白いティッシュペーパーがふたつ。

いや、鳥だ。コサギだ。

二羽が集って浅瀬でガサガサっと足を震わせておりました。

すると左のやつが・・

おお、なかなかのサイズやんけ!

(コサギA)いいね、そこ・・。

(コサギB)近づいてきたな・・。

(コサギA)ふーん、悪くない場所じゃない。

(コサギB)近いなー・・。

(コサギA)へー、なるほどねー。

(コサギB)だから近いって!

(コサギA)フン、ええわいええわい、ひとりで探すわい。

(コサギA)ほらいたぁ!

(コサギA)どうでぃ、やったったわい。

(コサギB)ほぉー・・

(コサギA)・・・なに?

(コサギB)ほぉほぉほぉ・・

(コサギA)・・・。

 

そんな仲良したちの寸劇は放っておきまして。

私にはちょっとした目的がありました。

それはこのブッシュ。

つい先日、ゴイサギの幼鳥が飛び立った場所です。

気付いたときには遅かった。そしてピンボケ。

なので再びゴイサギ目当てできてみたというわk・・・ん?

白と黒。そしてころんとしたぬいぐるみのような・・。ハッ、まさかとは思うけどシャンシャ・・

ンーーすっごい悪そう・・。

 

気を取り直して、狙いはこちら。

本流へと繋がる小水路。アオサギが一羽。先日、食痕も見つけた場所です。

アオサギをスルーしてその先へ。ゆっくりゆっくり歩いていったのですが・・

グェーッ!(っと鳴いたような・・)

またしても逃げてしまった。またしてもピンボケ。

でも旋回して去っていく姿をとらえました。

確かにゴイサギの幼鳥だ。残念・・。

 

でもおそらく餌場としてこの水路を使っていることは改めて確かめられました。なので、明日に期待です(実は気になって気になって夕方にもう一度見に行ってしまったのですが留守でした・・)。

 

トリ部である私はいま、ひとつのステップアップを果たす時がきたのかもしれません。

これまで追っていたコサギは遠目からでもティッシュみたいによく目立つ白なので、見つけてからじっくりと接近することができます。

ですがゴイサギの幼鳥は、ススキの枯れ穂にまぎれるとほとんど目立たない保護色です。

なのでこれまでのやり方では飛び立ってしまうまで気付けません。

大事なのは、そこにいると予測すること。

仮にでも予測して近づくことでしょう。

習得しなければ。

そして必ずや、ゴイサギの幼鳥をおどかさず、その姿をとらえて見せましょうぞ!

 

・・・と、まあ、なんでこんなに力が入っているかといいますと、この冬、以前から目論んでいた、ひとつの目標があるんです。

それは冬の渓流でアオシギを観察することです。

アオシギはゴイサギ以上に数少なく、臆病でもあるようです。

実はかつて一度だけ飛び去った姿を見たことがあります。

とても気になっている鳥なのです。

 

思いのほか、長い文章になってしまいました。

帰りがけ、日向ぼっこをしているミドリガメに遭遇。

 

コイツは素早い。

カメラのISO感度を2500にまで上げてシャッタースピードと深度を稼ぐ。

そしてハイスピード連写モードにセッティング。

護岸から転がるように飛び込むその一連をおさえてやる。

お前の行動は完全に読めている。

つまり予測して近づくことができる。

いい練習相手だ。

カメラを構えながら、そーっと近づ・・

動き速すぎ!

 

予測不能!!

〈若林〉□

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