今日はとても暖かな一日。〝出張トリ部〟と称し、私はちょっと山梨の川までアオシギを探しに行ってきたのですが、会えませんでした。 さておき。 今週末(1月20~22日)に発売となる渓流釣りの本『RIVER-WALK Vol.2』について、今日もご紹介させてください。 題して「RIVER-WALK Vol.2はこんな本」。 第二回目となる今回は、一冊の方向性を定めると言っても過言ではない巻頭のエッセイについて。 こちらです。 フォトエッセイ「光と水が描く渓魚たちの紋様」 筆者は佐藤成史さん。 フライフィッシングの第一人者であり、地域差の激しい日本の渓魚をアカデミックに、そして何よりも美しい写真で情緒的に表現することにおいて右に出る者のいない(と言っても過言ではないでしょう)佐藤成史さんに、今回もご寄稿をいただいております。 渓流釣りをされている方はご存じのとおり、イワナやヤマメって、地域によってこれほどまでに違うのか?というぐらい、見た目が様々なんですね。 イワナは体側の点の色によってニッコウイワナとかヤマトイワナとか、いくつかに分けられて呼ばれていますが、それだけじゃもう、本当にぜんぜん足りないくらい。100の川があったら、それこそ100のイワナ、100のヤマメ(アマゴ)がいるくらい。 では、それらの色はどのように定まっているのか? 実は、はっきりとした答えはいまだ出きってはいないんです。 学術的な知識をベースにもち、圧倒的な数の魚を目にしている佐藤さんは、もしかして、すでにいくつかの答えを持っているのかもしれません。 もちろん結論を急がれているわけではなく、むしろ様々な色合いの魚との出会いこそを楽しまれていると思うのですが・・今回、少しだけ、そんな渓流魚の色にまつわるあれこれを、示唆も含みつつ、ご紹介いただいているように思います。 なにより、佐藤さんの撮る魚は美しい! 見開きで掲載しているイワナの色彩は圧巻の一言。 とてもきれいに印刷されていますので、そしてガバッと開いてもばらけない強力糊を用いた製本をしていますので、ぜひとも保存版としてお楽しみください。 釣ったイワナやヤマメの色が気になる・・なんて人は、じっくりと読みこんで、ご自分の釣りにフィードバックしてみてください。 イワナやヤマメをあまり目にしたことのない人は、こんなにきれいな魚なのかー・・と、きっと目を奪われることでありましょう。 〈若林〉□
【販売について】 RIVER-WALK Vol.2の発売は2018年1月20~22日です(19日都内発送)。 書店に事前にご注文をいただくことで、発売と同時にご購入いただくことができます。 詳しくはこちらをご参照ください。 |