今日の埼玉は久々の雨。冷たい雨です。

でもこの時期の雨って、春を感じませんか?

さて。

本日も、今週末に発売となる渓流釣りの本『RIVER-WALK Vol.2』の内容ご紹介をさせていただきます。

題して「RIVER-WALK Vol.2はこんな本」。

第三回目の今回は、作家でありイラストレーターである本山賢司さんの画小説「川と森の掟」をご紹介させてください。

 

こちら創刊号である『RIVER-WALK First Issue』からの続き物となっております。

 

話は主人公である逸見具道(へんみ・ともみち)が夜の渓流で焚火をしているシーンから始まります。

ザックから取り出した銀のスキットルからウイスキーを喉に注ぎ、一日を反芻する彼。同じ時間、焚火の明かりの外では自然界の厳しい掟が繰り広げられ・・。

その続きとなる今回のVol.2。

実に見事な絵です。

イワナとの対峙が躍動感たっぷりに綴られています。

そしてテーマは〝美〟が喚起させる自然への敬意。

このページでも〝美〟がテーマのひとつとなっているんです。

ちなみにこちらはVol.1のイラスト。

Vol.1ではやわらかな鉛筆を用いたモノクロ画でした。

連作としての繋がりも楽しめますが、読み切りでも十分にその魅力を味わえるはずです。

 

本山さんの小説はとても好きで、その理由を挙げればきりがないのですが

・人間と動物に対するフェアな視点

・焚き火・酒・食べ物のたまらない描写

このふたつは、本山作品に共通して見られる点であると思っています。

ひと言で言えば、その世界に〝浸れる〟のです。

おすすめの2冊。

『RIVER-WALK』にも、その独自の自然観・浸れる描写を、存分に注ぎ込んでいただくことができました。

〈若林〉□

 

【販売について】

RIVER-WALK Vol.2の発売は2018年1月20~22日です(19日都内発送)。

書店に事前にご注文をいただくことで、発売と同時にご購入いただくことができます。

詳しくはこちらをご参照ください。