南岸低気圧の影響はさほどでもなく、でも久しぶりのローライトコンディション(曇り空)。 ならば、これは、やはり・・・。 近所の川へ。 トリ部・・・のはずだったのですが。 本日、この川、ひとつ春を迎えておりました。 巨大なダンゴ虫。 いや、違う・・! サケでもサクラマスでもログ・サーモンでもなく・・ 多勢一気に遡上してきたのは・・ ファットさん!
とにかくすごいことになっていました。前日までの静けさはどこへやら・・。まるでユーコン川の解氷かと思うほどのワイルドダイナミズム。唸ってしまいます。 ザバザバ・・ パシャッ ムンッ! パシュッ! ジョボッ バシャンッ! ジョボジョボ ごぼごぼ バシュッ! じゅぼぼぼっぼっ! ダパーンッ! ゴボゥオッッ! ジョジョジョジョッ!! ちょっ・・ キーンッ! うわーっ! ドッパーンッ!
・・・はぁ、はぁ・・。 あー疲れた。 いや、これまでもコイはいたんですよ。でもどことなくやせ細っているというか、同じコイでも〝スマートさん〟と呼ばれるニゴイのほうが幅を利かせていたといいますか。 でも、やってきました。下流から。 これまでとは全く体格の異なる、まさしくファットさん。 サーモン(鮭)がその年最初に上がってくるときのことを〝ファースト・ラン(First run)〟といって、その昔はお祝いをしたりお祭りをしたりもする季節の大きな節目だったりしたものですが・・ これはまさしくファットさんのファースト・ラン。 ファット・ラン。 なのであります・・。
いやーびっくりした。 デカいやつで1mほどありそうなやつも。 こんなんが群れでやってきて、カモたちはどんな思いをしているのだろうか。毎年のことで驚きもしないのだろうか。 「ファット・ランがきたよー」 「そだねー」 ・・ぐらいなものなのか。
と、ともあれ私はトリ部。 部員はひとり、部長は私。 ファットさんに追われるように上流へ。 ん? サギが多い・・。 昨日はダイサギを3羽見て、どこからかやってきたのだろうかと思っていたところ、今日はコサギが見渡す限り・・1、2、3、4、5、6、7羽!! そしてダイサギも4羽! またしてもコサギのように足をゆするダイサギも発見。両足動かしてる。 なにかが大きく動いている、ここ数日の川。 鳥が多い。キジのメスもいた(川向うの藪へと逃げていった)。 そして食痕も発見。10例目。 いや、これは古いな。以前に見たやつかもしれません。 んが、その横に! カモがやられてる・・。これは初めて見た。
ヒドリガモかコガモのメスか・・なんだろう・・。 川は今日も動いていたのです。〈若林〉□
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