だいぶ暖かくなりました。

あ・・という間に4月を迎えてしまいました。

今日はひさびさ近所の川へ。

桜の開花とともに川辺には人が増え、それにともなって出会える鳥は減り、しばらくの間、足が遠のいておりました。久々に見にきた春の川です。

 

 

冬の間、この区間に群れていたカモたちがいない。

ログ・サーモン(マルタウグイ)の遡上とともに水辺には釣り人がやってきた。

桜の開花とともに川辺には春を謳歌する人々が集った。

あれほどいたカモたちは、上流に行ったのか、下流に行ったのか。それとも今頃はもう、猪苗代湖あたりまで飛んでったのか。かれらの一部は、すでに国境を越えただろうか。

ログ・サーモンの大半も消えた。

暑さにダレたコガモが3羽。

ペアから離れた1羽はふて寝。

微妙な距離感。

これから長い旅をともにする伴侶にしては、少し微妙な距離感。

カワラバトは灼熱の鳥だ。

午後の陽に焼けたコンクリ護岸を、あちぃあちぃと歩く。

ムクドリが地べたを歩く。

葉だか花だか雑穀を食べている。

その横で、多くの人が、地べたで昼からビールを飲んでいる。

広島焼きを食べている。

広島焼きを食べたい。

冠羽を伸ばしつつあるコサギ。

オオタカによる彼らの食痕はもう、ひとつも見当たらない。

彼らのエサは主としてヌマチチブ。

この川底にびっしりと湧くヌマチチブ。

春の一日の、近所の川の一区間。

上流も下流も知らない。

流程2㎞、いつものウォーキング・ルート。

おっ・・ツバメ。

ちぃちぃと鳴きながら、霞んだ空を舞っていました。〈若林〉□

 

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