今日は一年を24で割った節目の「二十四節気」でいうところの清明です。

すがすがしく、明るく輝いている季節。

啓蟄(けいちつ)→春分(しゅんぶん)→清明(せいめい)。

冬から春へ。季節の移り変わる様が特に意識される時期ですよね。

例年なら花粉症を抜け、スーッと通った花で最高の季節だー!なんて思う頃ですが、今年の花粉はまだまだ根強い。

でも季節はめぐってます。つい、この間まで冬枯れていた河川敷が一面の青草に。

歩みを遅くすることで、小さな景色が見えてきますよね。

自然ってグーグルマップみたいに(いや、別にグーグルじゃなくてもよいのですが)拡大すればするだけ、それまで見えなかった細やかな景色がどんどん目に飛び込んできます。

カタバミの黄色い花。

ブルーが可愛らしいオオイヌノフグリ。

繊細な色合いのカラスノエンドウ。

これは・・

なんでしょう・・?(※後にカワヂシャの仲間ではないかと教えていただきました。ネット情報によると川に生えていて若草がチシャ=萵苣=レタスの味に似ているのだそう)

アブラナもたくさん咲いてました。

ムラサキダイコン。

ヒメオドリコソウ。

ホトケノザ。

アカバナユウゲショウ。

ヒナゲシ(※ナガミヒナゲシだと思います)。

花よりもつぼみが好きです。

菜の花が大好きなナガメとナナホシテントウ。

ナガメはこんな模様。

ベニシジミもたくさん飛んでいました。

 

キジがケーと鳴いたりして、またあまりに若草がみずみずしく、そのまま少しだけ昼寝をしようとも思ったのですが、風が少し冷たくなってきたので、事務所へ戻ることに。

帰り際、フライロッドを振っていたおじさんが魚をかけてました。

ログ・サーモン(マルタウグイ)。すっかりやせ細って色もだいぶ抜けてます。

産卵を終えた雌、でしょうか。

桜が散って、マルタが河口に降ると、もうそろそろアユとハク(ボラの幼魚)がやってきて、フィッシュイーターたちの活性が上がる頃。

ナマズ、ニゴイ、そして小魚を追い、東京湾からやってくるシーバス(スズキ)。

夕刻の空を乱舞するコウモリたちは、いつ頃からやってくるのだろう(もうきてるかも・・)。

ああ、もうそろそろ、この川の近くに越してきて一年が経ってしまう。

季節がめぐる速さを感じると、なぜか焦ってしまう年頃・・。

まだまだ桜よ、散らないでおくれー。〈若林〉□

 

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