発売したばかりの「山と釣りVOL.2 ようこそ源流へ。」(地球丸刊)に、地元・奥秩父の渓流釣行の記事を書かせていただきました。

山と釣りVOL.02 (587x800)

こちら、誌名どおり、山と釣りについてまとめた一冊。舞台は渓谷と山であり、魚は主にイワナです。

内容をざっくり言いますと・・・

前半はハッとする美しい写真と楽しい文章で構成された釣行記。

山に登って釣りをして、テント泊なんかを挟みつつ、また釣りをして山を下るという一連の行程の体験談がまとめられています。

前半の釣行記を読んだ読者が「こんなことやってみたいな~」と思ったところで中盤は実用ページ。

釣行計画の立て方から山でのテント泊の仕方、釣りの装備と釣り方、イワナ料理の方法などなど・・ひととおり知っておきたいハウツーが、実際に釣りに行く前から帰ってくるまでの時間軸に沿って紹介されています。

リスクマネジメント(危険への対処法)も手厚く紹介されているのがうれしいです。ほかにも釣りや山菜採り、ロープワークなどなども。

そしてモノクロページの終盤は、山の釣りにまつわる重厚な読み物が。

現在、ベストセラーとなっている「山怪」(山と渓谷社)の著者・田中康弘さんのマタギに教わる山歩きの話や、植村直己さんや星野道夫さんの担当編集だったことでも知られる湯川豊さんのエッセイ、小説家・樋口明雄さんの作品も素敵です。

そして写真も文章も大好きな佐藤成史さんのグラフ記事では、美しいヤマトイワナの写真にうっとりしつつ・・・確かなソースに基づく骨太な筆致で、一昨年に噴火した御嶽山周辺の渓流の現状がレポートされています。

 

とまあ、一読者として楽しませていただいている最中なわけですが、自分の記事も収められている前半の釣行記パートで、ひとつ気付いたことがありました。

書き手であるライターが「山登りの人」なのか、もしくは「釣りの人」なのかで、釣行記の内容に偏りが感じられるんですね。

山登りの人は釣りの描写が比較的多めで、釣りの人は山登りとか山の自然の描写が多めな感じ。

そのバリエーションがあるので、たとえば山好きだけど釣りはしたことない、なんて人も、

もしくは釣り好きだけど山行はちょっと未体験、なんて人も、

いいあんばいに楽しめるのではないでしょうか。

 

ちなみにちょうど一年前に発行された「山と釣りVOL.1 いざ、世界で一番美しい源流へ。」にも私、参加させていただいておりまして・・・。

山と釣りVOL.01 (583x800)

こちらです。

モノクロ8ページで「混沌の岩魚地図~日本のイワナ分布と分類の歴史~」という、ややマニアックな内容を懸命にわかりやすく紹介したいと頑張った記事が載っておりますので、こちらも合わせて読んでみてください。

とてもざっくり言うと、ヤマトイワナとかニッコウイワナとかってなんなの?ってな話です。□