節分ですね。明日は立春です。花粉症と闘う春がやってきました。

ところで・・。

トラッキングって知ってますでしょうか?

トレッキングではなくトラッキング。

 

足跡やフンなど動物の痕跡を読み解いて理解する能力であり、アニマル・トラッキングなんていう言い方もします。

「この足跡は・・・ニホンカモシカですね・・」とか「ここはツキノワグマのエサ場ですね」とか。

そんな能力に憧れて、時々ひまを見つけては、こんな本も読んでます。

トラック

 

まあ、ですが、正直ダメですね。本は面白いのですが、こういったことは机の上で勉強するよりも実戦が断然モノを言うわけで。

 

なのでちょっとした憧れの分野なんです。

 

そんな私ですが、ひとつだけトラッキングできる相手がいるんです。しかも釣りにも直結する相手。

 

こいつです。

 

シラサギ01

シラサギです。

水辺の浅瀬によくいます。

主食は小魚。

なぜ釣りに直結するかというと、私などがルアーで釣る魚(スズキ、ナマズ、ブラックバス等々)は、シラサギと同じ小魚をエサとしているからなんです。

つまり、

シラサギのいる所=小魚のいる所=ルアーで釣る魚のいる所

となるわけです。

 

シラサギのいる所はルアー釣りをするうえで良い場所なのです。

ですが、そうそういつもいるわけではありません。彼らも野鳥ですから人間が近づくと逃げたりもします。そうそういつも彼らを利用することはできないわけです。

 

ところが、とある釣りのスペシャリストの方とご一緒したときのことです。

その方はシラサギがいなくても、そこにいたことがわかる、というのです。

「ヤツら飛び立つときに白い粉を残していくからさ。ほら、そこらへんとか・・」

 

教えてもらった場所を見ると、確かに白い粉のようなものが散らばってました。シラサギは飛び立つときに、この粉をまいていくというのです。

 

へー、なるほどー。

感心した私は次にシラサギを見つけたとき、そいつが飛び立つ様子をジッと観察してました。

さあさあ、白い粉をまいてみよ、と・・。

 

たしかにそのシラサギは、飛び立つときに、白いものをまいていたのです。

ですが、それは・・・

 

白いフン、でした。

 

白い粉でも白いフンでも、そこにシラサギがいたことには変わりないわけで、さほど問題はないのですが、フンを粉と間違えるなんて・・・と、少しだけそのスペシャリストの方を気の毒に思っていたんです。

 

ところがです。

 

今回、そんな話をブログに書こうとして、何気なくネットで試しに「サギ」「白い粉」と検索をかけてみたところ、でてきたんです。

 

なんとサギは撥水効果のある粉綿羽という特殊な白い粉のような羽根を持っているというのです。

綿の粉のような羽根だから粉綿羽。

 

フンメンウ。

フンではなく、フンメンウ。

 

シラサギ02

 

こんなときですね、やつらが粉綿羽をまいているのは。

スペシャリストの方は、正しかった・・・。

 

まあ、でもですよ、同時にフンもしちゃったりしてますから、要は水面が白くなった所を探そうってことなんですけどね。

 

「あれは、シラサギのフンなのです」

もしくは

「あれは、フンメンウ、と言いましてね・・・」

 

 

トラッキングに憧れる私としては、今後は断然「粉綿羽」でいっときたいと思ったのでした。□