ここ数日、南の方へと取材に出ておりました。 もうそろそろ告知をしていかないとならないのですが、弊社刊のムックを一冊、仕込んでおりまして。 ドキドキハラハラしながらも、最高の一匹と出会うことができました。 気持ちを込めた一冊。 来週には告知いたしますので、いましばしお待ちください! で、その取材の帰りはひとり、空港まで1時間半ほど、タクシーで山越え。 なぜか飛行機にもう間に合わないとあきらめてたんですよね。 なのでお金のかからない一般道でと。 そうしたらすごい木があるよと言われ・・ なんたる・・。巨大クスノキにパワーを分けてもらいました。 蒲生の大楠。樹齢1,500年。根回り33.5m。日本一の巨樹だそう‥。 しばしお祈りをして、のんびりと田園風景をながめながら空港に着いてみたら遅れはほんの30分! つまり、急げば予定の便に間に合ったかもしれないという、痛恨のエラー・・。 唯一空いているJAL便を聞くと・・ 「普通運賃ですので43,890円です」 ・・ガクッ。
さて。さて。 前振りはこのぐらいにしまして・・。 そんなわけで、久々の潟だったのですが・・。 濁ってます。 水量は増えてない。 で、いつものパトロールを終え、戻ってくると、階下の魚好きおじさんが・・。 そこで潟にまつわる悲しいお話を聞いたのです。 すでに過去のブログでもお伝えしたように、潟は三面護岸。 ですが、田んぼの排水路であることから泥が堆積して、干潟のような泥底となり、そこに植物が繁茂して、良い感じの小川になっていたのです。 ・・なっていたのだそうです。 そこにはタナゴやメダカが泳ぎ、春にはコイとナマズが大量溯上して、産卵をしていたのだそう。 ところが潟本来の排水路としての役割をしっかり果たすためには植物とか魚とかは不要なわけです。大水が出たときに、一気に本流に排水をしなければなりませんから。 で、昨年、泥底はユンボできれいに取り除かれ、きれいな三面護岸を取り戻したのだそう・・。 私が潟を観察しはじめたのは今年の4月ですから・・。 また少しずつ泥が溜まってきた状態、というわけなのでしょうか。 結構植物も生えてます。 ですがおそらくは、この状態もそうそう長くはないのでしょう。 あまりに草が繁茂すれば、当然排水路としての役割が損なわれると判断されて、またユンボへと・・。 いや、周辺住宅が浸水してしまう危険もありますから、仕方ないことだとは思います。でも、潟観察を続けていた勝手な身としては、少し残念ではあるなと。 泥のない潟など潟じゃありませんから。 こちらおじさんのナマズ。
そして夕方。いそいそと潟の出口から本流へ。 夕潟・・いや夕方の一振り(釣りですね)。 今日はウエーダー(バカ長)を履きました。 泥にまみれてやりますよと。 泥場へ浸かってやりますよと。 そしてミノーにて一匹! 泥底を叩いていたら食いました。推定65㎝ほど。 冷たい泥に腰まで浸かりながら、しばしの間、じーっと眺めてしまいました。〈若林〉□
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