今日はひさびさに都内へ。 すっかり肌寒くなりましたね。 打ち合わせの後は高円寺へ。 Uptown Koenji Gallaryにて開催中の「川は呼んでいる WAZAO&Freshwaterfish」展へ。 釣り好きだった叔父たちの自慢の「和竿」を次世代へ。川と淡水魚の魅力を展覧会で伝えたい。ナチュラルライフのプロ、本山賢司(イラストレーターで画家、作家)のアートとの融合による和の伝統技と、自然への賛歌プロジェクトです。(案内ハガキより) 渓流釣りの本『RIVER-WALK』にもイラストレーションストーリー「川と森の掟」を連載していただいた本山賢司さんの原画やカービングを観ることができるとあって、足を運んできました。 会場には竹製の和竿など、昔の釣り道具がたくさん展示(一部販売)しています。本山さんの作品もズラリ。 自然好き、魚好きにはとても落ち着く空間です。 本山賢司さん。 『RIVER-WALK Vol.2』掲載「川と森の掟」の扉絵の原画もありました。 実は、こんなに大きな絵だったんですねー。 淵に潜むイワナ。迫力満点です。 思えば昔の道具は、ほぼほぼ手作りだったんだよなーと。 こんな竿でタナゴとか釣ってみたい。 缶ビール5、6本詰めて川を歩きたい・・。 他にもアユ、ヤマメ、ハヤ、ハゼ、マゴチ、フナ用の和竿が会場いっぱいに展示されていました。 そもそもこの企画、本山賢司さんのお知り合いの工企画・濱田さんの叔父さん方の愛用品。80歳を超え、愛着のある釣り道具を、誰か大切に使ってくれる人に託したいという気持ちが発端だったそうです。 実際に長年使われていた道具って、温かみがありますよね。 古いパッケージもいい感じ。 オールドスピナーもちらほらと。 なんという調和だろう。 イワナの額は、本山さんが今回のためにつくった作品。 上がフィッシュカービング、下が油絵になっています。 ミヤベイワナ。 この額縁含めてご本人の手作りとか。 うう‥素晴らしい。 右側にチラリと見えているのはヤマメやイワナを入れるビクです。 LOVE RIVER. そのとおり。 このオリジナルワッペンは手に入れてきました。 バイカモを泳ぐイワナ。 近いうちに渓流用の肩かけカバンを調達したいと思っているので、それに貼りつけよう。
で、最も私の心を捉えたのはこちら。 和竿でも魚でもなく‥。 本山さんのバードカービング。カイツブリでした。 これいつの時代の作品なのだろう? 数十年前かなー。 本山さんにお聞きすると「あ、これ? 今回作ったんだよ」と…(!!) なにこの貫禄! もしかして完成した作品を手に50年ぐらい前にタイムマシンで遡り庭に埋めてきた?…みたいなアンティーク感。 しびれます。 裏は革張りというこだわりよう。 このサイズ感‥。デカい消しゴムのよう。 もしも許されるなら眠りについた君をポケットに詰め込んでこのまま連れ去りたい‥。 ちなみにテカっと光っている表面はニスでもラッカーでもなく、木工用ボンドなのだとか。 とても楽しませていただきました。 そしてとてもゆったりとした気持ちになりました。
展示は9月29日(日)まで。 会場時間は11:00~19:00(最終は18:00まで) Uptown Koenji Gallary (入場無料) 高円寺ルック通りの高円寺駅と新高円寺駅の中間点ぐらいに案内の看板あり。 古着など探したり昭和な喫茶店でコーヒーを飲んだりしながら展示をゆったり観て、会場を出たら西日の当たる通りを抜けて串揚げ屋で早めの一杯‥みたいなコースがオススメです。 私はその後の仕事が詰まっており、いそいそとカタツムリハウスへと帰りました‥。〈若林〉□
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