全国的に強い寒波の影響で、ここにきて本格的な冬到来‥というよううな寒さがこちら埼玉南部にも訪れております。 あまりに寒く、ルーティンの川歩きも自重するか‥と思いきや、結局、出なければならない小さな用事を思い出し、いそいそと川へ。 う~やっぱり寒い・・。 休耕田の結氷。今年初めて観察しました。 今日は工事も中休み?なのか、川は比較的清らか。 そうそう、この寒い中、サーチカメラには川沿いにタヌキの夫婦が映っていました。 タヌキは一夫一妻制だそうで、そろそろ繁殖を迎える時期なのだそう。この寒い川沿いで何を探して食べているのだろう‥。 こんなタヌキのペアが、事務所で寝袋にくるまりながらキーパンチにいそしむ同じ夜、近くの川をもそもそ歩いていると思うと、悪くない気分です。ちなみに事務所の真横の通称「潟」にもタヌキの足跡はついています。 小水路には、チュウサギとコサギのペアがいました。 コサギ同士、チュウサギ同士は、休憩場所で休んでいる時を除くと、この川ではまあまあ仲が悪くケンカばかりしています。 でもコサギとチュウサギのペアは、しばしば見ることができます。一羽よりも二羽のほうが周囲に目を配ることができますし、日中行っている狩りの方法が若干違うのもケンカにならない理由なのでは?と思っています。コサギは片足を水中でガサガサさせて、驚いて石などから飛び出てきた小魚を食べます。チュウサギはジッと動かずに待ち伏せて、目の前を通る小魚にクチバシの一撃を食らわせることが多いように思います。 ですがこの二羽はちょっとユニークでして‥。 コサギはとにかくジャンプしては小魚を追い回し、ひたすらバシャバシャとやる狩りを展開(捕れている様子はありませんでした)。 対するチュウサギは、片足をガサガサしているではありませんか(こっちも捕れている気配はなし)。 コサギのように片足をガサガサさせるチュウサギはたまに見ますが、相棒から教わっているのでしょう、きっと‥。 チュウサギとコサギの個人的(?)な協力体制って、きっとあると思うので、だれかそのナゾを解明してくれないかな‥。
さて、本日ご紹介する最後のペアはこちら。 カワウとチュウサギです。 ともに強風に耐えているの図。 この二種も、休憩場所ではすぐ隣り合って休んでたりする、勝手知ったる関係性。真っ白と真っ黒。お互いをどんなふうに見ているのでしょうか‥。 実は今、最も気になっているのがこの二種による共同の集団狩りなんです。 以前のブログにも書かせていただきましたが、ともにチームを組んで、小魚の群れを囲い込んでドシャバシャと食べるんですね‥。 それを目撃してしまって以来、この二種の関係もとても気になっています。 魚にとっては、めちゃくちゃおそろしい奴らなんだろうな‥。
現場からは以上です。〈若林〉□
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