各国選りすぐりのアウトドア・キャンプ用品を輸入販売しているA&F COUNTRYの最新カタログ『A&F COUNTRY 2020』が届きました。 344ページというボリュームたっぷりの豪華版で、アウトドア好きには堪らない商品がずらりと収められておりますが、このカタログ、前半の140ページぐらいまでは、各ジャンルで「自然」に関わり活躍をしている人が寄稿した記事で構成されています(昨年は水辺写真家の知来 要さんが書かれていたことで覚えられている方もいらっしゃるかと思います)。 そうそうたる顔ぶれにまじり、私、若林も書かせていただきました。 タイトルは『RIVER-WALK』という問いかけ。 基本的に内容はフリーであり、何を書いてもよいとのお話をいただいておりました。 悩んだ末に、ライフワークである『RIVER-WALK』誌の成り立ち‥のようなことを書かせていただきました。 なぜこのような雑誌を作りたいと思ったのか、思っているのかについて、思いつくままに書いてみました。 「思いつくまま」とは、本当に文字通りそのままで、結果として、やや話の展開が唐突になってしまった箇所もあります。ただそれよりも、できるだけ、キーボードを前に、自然に頭に湧いてきたものをそのまま正直に綴っていこうと意識した文章になっています。 自分の考えや体験談を書くなかで、少し楠ノ瀬直樹さんのことについても書かせてもらっています。楠ノ瀬さんに「取材しろよ」と言われて果たせなかった釣り方の話です。 なぜか今回、原稿のご依頼をいただいた際に、「書きたい」と一番に思ったのは、そのことでした。多くの人には、え!?‥と思うような、ピンとこない話かもしれません(笑)。とある狭い範囲に感度が良すぎる性分と言いますか‥。その一例かもしれません。 大きなヒントなのだろうという確信だけはあり、ただそれが自分の釣りや自然に対する考え方にどのように繋がっているのかは、正直、いまだにぼんやりとしたさなかです。で、追い求めることも今はせず、時が来るのを待つ感覚。 そんなとりとめのない文章になっているかと思います。
さておき、巻頭の浅井愼平さんはじめ、実に示唆に富んだ記事が多いです。 写真家、羊飼い、詩人、料理家、山岳カメラマン、探検家、俳優、環境団体代表、イラストレーター、釣り師(←チャーマスこと北村秀行さんです)、ヨガ行者etc. かなり読み応えのある一冊になっています。 A&Fは出版事業にも積極的で、だからこそ、このようなカタログができあがるのでしょう。 A&Fの各店舗ほか、紀伊国屋書店や文教堂でも販売されるとのこと。 価格は本体800円。 ぜひぜひ、ご覧になってください。〈若林〉□
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