本日はとても暖かな一日。予報では20℃を上回るとか‥。

昨日の温かな雨も、水の中の生き物を活気づかせた雨だったに違いありません。

本日は穏やかにて。

……やっぱり川へ。

相変わらず上流の工事でニゴリは取れませんが‥

魚釣りをしている少年がちらほら。

ボラを釣った子に話を聞くと、「マルタ狙ってるんですけど、変な魚ばっかり釣れて‥」とのこと。

「コイでしょ。ボラでしょ。スズキでしょ……」

スズキ?

まあでも、少年の本命はログ・サーモンことマルタウグイなのでした。

今年はニゴリがあってなかなか水面上からも確認はできませんが、数は昨年、一昨年よりもまだだいぶ少ない模様。

代わりに目立つのはミドリガメ。

お互いに嫌なことはしない、とわかっている距離感ですね。

ジョウビタキや‥

トビも

そしてこちら。

ウミネコです。

ログ・サーモンの目玉でも狙っているのでしょうか‥。

うーやんも休憩中。

ハシボソガラスは巣材を運び

オオバンはコガモのメスに何かを誇示‥?

木が切られた川辺には

ひさびさにタヌキの足跡がついていました(木を切ってから初観察)。

水の中で、陸の上で、もぞもぞといろいろな動物たちが動き出しているようです。

川を歩いていると、黙とうのアナウンス。

東日本大震災から9年の月日が流れました。

私的に思い出すのは、震災から3年が経った2014年。

雑誌『ソルトウォーター』誌にて、石巻で被災した釣り人の佐藤文紀さんとともに、毎月、外房から少しずつ北上して青森まで太平洋岸を取材する「サカナサク、海の旅。」という連載をやらせていただいた時のこと。

まるで昨日のことのように話される被災者の皆さんの声を聞き、当事者の方々の体験したあまりの出来事に心を揺さぶられながらも、なぜか強く感じたのは「どこまでも寄り添うことなどできないんだ」ということでした。

連載の前半、行く先々で釣り人が狙っていた魚はイシモチでした。

桜前線よりも一足先に北上を始めるイシモチ前線。

ひさびさに釣ってみたいなー。〈若林〉□

 

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