今日は気持ちい快晴。青空が広がっております。 ですがこちら埼玉南部は雷多産地帯ですから‥昨日もすごかったですが、今日もそれを想定して動かないと(散歩のタイミングですね。仕事はパソコンの前に張りつきっぱなしですので‥)。 さて。 今日のフィーチャーはこちら! カラスです。ハシボソガラスです。 ハシボソとハシブトの見分け方のひとつにクチバシから頭が盛り上がっているのがハシブト、なだらかに移行しているのがハシボソ‥というものがありますが、その限りじゃないようです。もうひとつの見分け方‥というか聞き分け方は鳴き声。ガラガラ声の「ガー」はハシボソで、澄んだ声の「カー」はハシブト。それでいえば、このカラスは「ガー」でしたからハシボソではないかと。 このカラス、私がこの頃、ホウネンエビやヌマガエルを観察している田んぼに立っている鉄塔に巣作りをしたようで、これが親なのか巣立った若いカラスなのかはわからないのですが、いずれにしてもナワバリを張っているようで、近づくとガーガーと威嚇をしてきます。 これに限らず、カラスというものは、実にオーバーアクションと言いますか黒いから目立つ・・というか、行動に意味を感じやすいんですよね。たとえばオオタカなどの猛禽が現れるとガーガーうるさく鳴きながらドッグファイトを挑みにいきますし、川辺や田んぼで降り立っていれば、そこにはかならず何かカラスが食べているものがあります。なので遠目からでもカラスがうるさく鳴いていれば猛禽などが現れていることがわかりますし、遠目にでも地面に降り立って一カ所にジッとしていれば、それは食事中とわかります。観察のしがいがあるんです。 たとえば川辺ならニゴイやマルタウグイの死骸。田圃ならばヒキガエルなど。先日見かけた畑でモグラを襲っているシーンも、目立つカラスの姿があってこそ気づけたものでした(その様子は過去ブログ【それぞれが動き出している】参照ください)。 で、昨日のことですが・・ こんな姿を観察することができました。 写真には一羽しか写っていませんが、二羽で川辺の砂利底をついばんでいたのです。 はて・・カラスが砂利底をついばむということは、そこに食べ物がある、ということに他ならないわけですが・・なんだろう? ・・なんて疑問に思う間もなく、毛をアンテナのように逆立てた鬼太郎のようにビビッと頭の中にある姿が浮かびました。 水生ミミズを食べているのではないだろうか・・。 4回ほど砂利底にクチバシを突き刺した頃でしたでしょうか、カラスは細長い獲物を見事捕まえてとてもうれしそうに走り回ると、そのまま飲みこんでおりました。遠目でしたが、そのシルエットを見てミミズもしくはヒゲナガカワトビケラの幼虫の二択だな・・と。 ちょっと私、興奮してしまいまして、カラスが飛び去った後に急ぎ対岸へと渡り、川底をほじほじしようとしたのですが、そこにはカワセミを撮影している方がいたため、諦めてその場を後に・・。 ちなみに水生ミミズにつきましてはこちらの過去ブログをご参照ください。 【ニゴイからのシジミからのミミズ】※マッチョ虹色水生ミミズとの出会い 【高比重ワーム】※オレンジ色の水生ミミズ登場!
さて。 で、急ぎ今朝、出勤前に少しだけ気になっていた場所へ向かいました。 こんなところ(左上の砂利浜の前です)の・・ こんな場所(緩やかで浅いトロ尻です)。 底砂利を少し掘ってみて、とてもいい具合であることを確認。 水通しもよさそうで、もう少し流量があれば、ニゴイも産卵するような場所です。 2㎝ほどの砂利に砂が40%ぐらい混じった感じ。 で、ちょっとだけ掘り掘りしてみると・・。 いたーーー!! なんと2掘りで出てきました。 ひさびさのマッチョ虹色水生ミミズ。8㎝ほどでしょうか。太さは3mmぐらい。 みよ、この色を!! なんたる・・ 色彩・・ 色が動きとともに変わります。 素晴らしい・・。 うーむ・・。 それにしてもカラスに感謝です。 やはり彼らはこれを食べていたのでしょう。きっとそうだと思います。 自然のことですから、絶対そうだ!と思ったものほど裏切られたりもするのですが・・。 「カラスはマッチョ虹色ミミズを食べていた」ということでいいような気がします。 こんな底質。手前は私が掘って少しくぼんでいます。流れもしっかりあるところです。 仕事大詰めの最中のため、時間をかけるわけにはいかず、もう少しだけ掘りましたが、出てこず・・。やはりそんなに多くはないみたい。 でも・・ですよ。 カラスが水面上からついばんで食べていた、ということは・・。 目で見ていることがわかるってことですよね・・。 巣穴みたいなのができているのか? いやそれとも・・。 フェイスブックのコメント欄で、ある方と「もしかしたら水生ミミズはチンアナゴみたいに砂利から顔をだしているのかもしれませんねー」なんて冗談交じりに話していたのですが・・。 現実なのか?? いずれにせよ、もう少し観察を続けます。
私のツイッターには動画も付けておきました。 流れの中で潜りこむきっかけを探し、ないな・・と思うと、自発的に(?)水に流されて別の所に移動する様子をアップしたかったのですが、長すぎて上手く行かず、潜っているシーンをアップしています。 いやぁ・・水生ミミズって本当に素晴らしいものですね‥。 さあ仕事仕事!〈若林〉□
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