いよいよ4月ですね。 桜も満開になり、鼻腔をくすぐる風も心地よくなりました。 花粉症も一段落(のはず)。
こうなると、気になるのがこの魚。 ナマズです。 あ~ナマズが釣りたいな~・・・と最初に思い立つのが、おおよそこの季節なんです。
わが埼玉県の川では4~6月にかけて、よく釣れるんです。
・・たしか去年のちょうど今頃です。 まだちょっと肌寒さを感じる夕涼みがてら、2本の川が合わさる合流部へ。 もうかれこれ8年ぐらい通っている場所です。
川に降り立つ前からもう音が聞こえてきました。 バシュッ・・・ジョバババッ・・・ジャバボボボボ!! ナマズの捕食音です。 食べているのはおそらくコイツ。 ハク、と呼ばれている魚です。 もうちょい大きくなると・・・ こうなります。イナッコですね。 さらに大きくなるとブログ【釣り人が聞き分ける音】でも書かせてもらったボラとなります。
このぐらいの季節になると、海から上ってきた2~3㎝ぐらいのハクが、ちょうど埼玉県の我が釣りポイントである合流点を通り過ぎていくのですが、それをナマズが浅瀬に追い込んで食べているわけです。
・・・ところで。 ナマズ釣り大全(地球丸刊) ナマズ釣りをテーマにしたマニアックな一冊。 注目すべきは・・ ナマズのサイン入りです。 やりたい放題・・。
さておき。 この本を作るために、ほぼ毎日のようにナマズ釣りに通う日々。 いや毎日のようにナマズ釣りに通う日々があり、この本ができたというか・・。
ともあれ。 そんなにナマズ釣りばかりしていたころにも経験のない捕食音の狂想曲に遭遇したのです。 ボシュッ・・・ジャバババ・・・ガボバゴッ・・バッシャーンッ!!・・と、あたりかまわず水面が割れて、ナマズがハクを食べています。 ドキドキしながらそこにルアーを投じて引いてくると・・・ボシュッ(ウワッ!)・・バシュッ(うへっ!)・・ゴボッ(ギャッ!)・・・。 さながら潜水艦からの魚雷を浴びながら進む小舟です。 あたり一面がもう水柱!(助けて~!!)
・・・ところが。 ルアーを数投すると、あれほどうるさかった捕食音がピタリと止まり、シーンとしたのです。 「エ!? これは・・なに?」
川のせせらぎも止まったかのような静寂の中、 コウモリの飛び交う川面を見つめ、 ドキドキしながらハンドルを回します。 ドキドキドキドキ・・ドキドキドキドキ・・・ 見られてる、絶対に見られてる・・・
パシュッ。 うわあああああ~・・。
あ~ナマズ釣りに行きたいな。□
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