今日の埼玉南部はとても暑い一日でした。

いや、埼玉南部‥というよりも、我が通称「カタツムリハウス」(事務所です)の暑さよ‥。建物全体が熱せられているんですね。わかりやすいほどすぐ具合が悪くなってきたので、仕事をやめてマクドナルドへ避難しました‥。

今年は行けるか?…と思っていたのですが、甘くはないですね。午後の1時よりも実は3時のほうが暑いように、8月の15日よりも実は9月のほうが暑かったりしますからね‥。

さて。

そんなさなか、涼を求めますのは‥やはり恒例の川ミミズ掘り(今回もちょっとアレな画像がたくさん出てきますので、苦手な方はそっとウィンドウをお閉じください‥)。

さて。

こうたびたび川でミミズを掘っておりますと、だいたいいる場所はわかってくるようになってくるものでして‥。たとえばこんな所。

表面の小石をどかして少し掘れば、まあ出てきます。

「富山ブラック」っぽいのとか‥。

通称「オレンジハチマキ水生ミミズ」こと「オレハチ」とか‥(これ「カッショクツリミミズ」ではないかと、最近では思っています)。

通称「マッチョ虹色水生ミミズ」っぽいのも出てきます。おそらくは同じミミズなんじゃないかと思っています。

ですが、こんな場所で水際の土を掘って出てきたミミズは、何と言いますか、若干私の興味の外になりつつあると言いますか‥。つまり、彼らが川にいるかいないかは受動的なんですよね。少し増水すれば川の中にいることになりますし、少し渇水が続いて水位が下がれば、このように陸地にいることになります。おそらくですが、湿っていればいいんでしょう。

そんな私が今もなお、興味をもって求めていますのは「積極的に水を求めし者」です。

「水がかぶっちゃったね‥」ではなく‥

「水、かぶりてぇ~!!」ってやつ‥。

鴨川シーワールドのシャチショー最前列でポンチョ着ないような気合い入ったやつです。

 

私が今、知る限り、そいつらは2タイプいます。

まず渇水で水位が下がってもなお、流れのある所をグングン目指していくタイプ。

たとえば本日は、こんな所におりました。

写真が上手く撮れませんでしたが、やはりそいつは「マッチョ虹色水生ミミズ」でした。

こんな分流の流れの中央にも一匹。

これも「マッチョ虹色系」。

節ばった尻尾にも注目してるんですよねー。

このほかにもう一匹、撮影しようとしたら潜られて素早く逃げられましたが、やはり分流に同じタイプ。

数は少ないですが、います。ちょっと6~7月は少なくなっていた気もしていたのですが、今日は3匹の「川の流れをグングン目指すぜ」というミミズを見つけることができました。いずれも運動能力に優れ尻尾がギザギザした「マッチョ虹色水生ミミズ」と呼んでいるタイプです。

そして、もうひとつの水を求めしものは・・。

こちら。コケ食いし者です。

少し前に、雨が降って護岸が濡れるとミミズが出てくる川を見つけて観察を続けておりましたが‥。ふと思ったんです。

これって雨が降らなくても濡れている護岸ではどうなんだろう?と‥。

そして同水系の3つの川でそのような所を探してみると、まあいるわいるわ(そんなに数はいませんが)‥。

いずれも条件は「湧水」+「コケ」+「ローライト」といったところ。

冷たい湧き水(もしくは地下水?)が流れ出す小さな水門にはコケが生えてますよね。

こんな感じ。

そのコケを少しムニュッと押すと、出てきます。

これも「マッチョ虹色系」だと思うんだけどなー。もう少しスリムなタイプか。尻尾はギザギザです。

もっと小さくて細いのもいます。

影っている所だと、こんな感じにくっついていることも。

別の支流のナイトではぶっとい系のミミズもおりました(これはマッチョではない)。

「富山ブラック」系も‥。

ちなみにちょっと流れ溜まった土っぽいところを掘ってみたら‥。

なんと撥水性抜群のオケラが出てきました!(ほぼ水の中に近い所だったのに・・)

素早く泳いで逃げるオケラ。

よき出会いでした。

まあ、ミミズもいました。

でもやっぱり水が好きなミミズはコケの中。

流れを浴びて気持ちよさそうでした。

「川の流れをグングン目指す者」

「湧水を浴びてコケを食いし者」

彼らこそ、水を求めし者(私の求める川ミミズ)のような気がしています。〈若林〉□

 

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