今日はとても暑い日ですね。まさに「残暑」を表した一日です。

ひぃこらと事務所作業中・・。

そんなさなかをぬって、近所の湧き水へとミミズ観察に行ってまいりました。

武蔵野台地には火山灰によるローム層の下に「武蔵野礫層」という層があり、急こう配の断崖などでは、その礫層から湧き水が滴るとのこと。実際、あちこちに水漏れのような常にじめじめとした場所や、実際に流れとなっているような湧き水場があります。

今回もそんなひとつ。

・・の前に、昨日はお仕事で渓流に行ってきました。

水温は日中で19℃。標高の低い所でしたから、こんなものなのでしょう。

それにしても渓流は癒されます。やはり大好きです。石清水のアイスコーヒーも美味かった‥。

さて。水場・・といえば、ちょっと掘りたくなるのがミミズ掘り師のさが。

ちょちょいと川に流れ込む枝沢が運んだ土砂をひっくり返しておりますと・・

 

おりました! 鉛筆よりちょっと小さいぐらいの筋が濃いタイプ。

近所の二面護岸河川でも似たものを見ることができますが、フトミミズ科の中では、冷たいところに多いのかしら‥。

で、湧き水ですが・・

こんな感じ。

水底にはタニシの類がびっしり。水温を計ってみたら19℃でした。昨日の渓流と同じです。

水辺にあった古い板の裏を見ると巣穴を掘っているミミズを発見。

クロっぽい、マッチョ虹色的なやつ。

「富山ブラック」的なやつもおりました。このミミズは植物の葉などが腐って黒くなった地に多い気がします。そしてミミズも渓流魚と同じように周囲の色によって体色が変化します。保護色としての適応なんだと思っています。

こんな小さな礫のある水場には・・

サワガニのハサミ。

そしてここにも「マッチョ虹色」的なやつがおりました。水の中というよりも、水辺の小石と泥の混合物の中。雨が降れば水の中になるぐらいの水辺ぎりぎり。

シュロが点々と。昨日の渓流でも見かけましたが、なんだかシュロがこのところ増えている?のでしょうか・・。鳥がタネを運ぶのだとか。

湧き水はこのような側溝へと続きます。

一見、ドブに見えますが(ドブですが・・)水は清らかな湧き水です。

それにしても蚊がすごい。気にしない以外、攻略の方法はないほどすごい・・。

そしてコケや水辺の草が生えております。

コケ、勉強したい・・。

水中に没した水草にはトビムシの類が大量にいました。

でもミミズは見当たらず。

良い感じの藻が生えております。

 

カワモズク?・・いや、違うかな・・。

ザリガニもいるようです。カワニナ?も。

小さいミミズが一匹だけ、水面ギリギリのコケから顔を出しておりました。

コケと藻を知りたいけど、難しそうだなあ‥。

また別のとこ、観てみよう。〈若林〉□

 

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