今年もあと3日で、多くの川がクローズして禁漁となります。 かつてないほど私は渓流釣りに行けませんでしたが、これが今年だけの話なのか、これからずっとそうなのか、それはわかりませんが、やっぱり川歩きや渓流釣りが好きなので、少しずつでも近づいていけるようにしたいなと、そんなことを思う禁漁3日前です。 池澤夏樹さんがコラムに書いていた「世界は個々の目の前に展開する」という言葉が好きで、その言葉に寄り添って生きています。 正確に言えば、池澤さんはそのままの言葉で書いてはいないのですが、その時に私が受け止めた解釈は「世界は個々の目の前に展開する」というものでした。 世界は個々の目の前に展開する。 一方、世界はただひとつで、自分が見たり体験できることはその中のほんの一部という考えもあるでしょう。いや、こっちのほうが一般的かもしれません。 だからこそ人は人に嫉妬をするし、観光地に行けば名所をくまなく回りたくもなります。 でも「世界は個々の目の前に展開する」と、ある程度本気で思える人がいたならば、その人は自分だけの愛おしい世界を生きているという実感を得られるのではないでしょうか。 私はこの言葉に寄り添ってはいますが、どの程度本気でそれを思えているかはわかりません。 ただ、そんな言葉に寄り添いながら、大切に自分ならではの日々を生きていきたいと思うのです。 んなことを考えてしまう、禁漁3日前でした(あ~、もっと釣り行きたかったよ~!‥涙)。〈若林〉□
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