有楽町の東京交通会館B1にある「ギャラリー玻琉」で今週の土曜日(10月10日)まで、マッシモロッシさんの個展『DISTANCE』が開催されてます。

マッシモロッシさんこと松島ひろしさんは、手描きはもちろんのこと、デジタルから造形に至るまで、さまざまなタッチや素材を用いて独特な世界観を表現する芸術家。私にとっては雑誌にイラストを描いていただいている長年の仕事仲間でもあります。

テーマは『DISTANCE』、つまり「距離」。まさに今の時代ならではですね。

案内には「アクリル絵画を中心に創作の原点を探り新しい時代への距離を測ります」とあります。

はたしてどのような「距離」なのか?

ぜひ足を運んで感じてみてください。

マッシモさんの絵には、独特のトーンがあり、一見、暗さというか怖さのような雰囲気を感じるのですが、そこに感じられるのは優しさだったりして、不思議な空間体験をすることができます。

今回、最も心惹かれたのはこの2作品。

暗い方は、目が合ってしまったら、ついついソーシャルディスタンスを破って絵に近づかざるを得ない雰囲気を放っておりました。

ちなみに小さい方の絵を少しでも明るくしようと撮影したら、大きな絵の少女の雰囲気はだいぶ本当の絵と変わってしまいました。

ぜひ、実物をご覧になっていただきたいと思います。

それにしても、明るさが少し違うだけで、ずいぶんと印象が違って見えることも、新たな発見でした。

私はマッシモさんの描く子どもの絵が大好きなのですが、こんな作品も。

ぜひぜひ、ご覧になってくださいね!

マッシモロッシさんの作品が気になった方は、こちら「松島ひろし画帳」もご覧になってみてください!〈若林〉□