寒い一日ですね。 この時期、朝川が冷えるとモヤが立ってとてもきれいです。 こちら先日、朝方に見たサギとカワウの集団狩り。獲物はおそらくオイカワだと思います。 さて。 本日の話題は自宅で昨年の1月から飼育している川ミミズについてです。 ちょうど1年ほど前、12月6日のブログ【川ミミズ第二世代が誕生!】をアップしておりまして、「11月28日に卵胞を産んだ」との記録があります。 その際の親ミミズの写真がこちら。 ハチマキ状の環帯がオレンジ色でムチムチと張りがあり、いかにも健康そう。 そして、記憶が定かではないのですが、おそらくこの冬から春にかけて30個以上の卵胞を産みました。 それから1年。一昨日(12月11日)の我がミミズテラリウムの中にいたミミズはこんな感じでした。 上の方にいる黒っぽいミミズが親ミミズです。誕生より約2年。途中、一度、夏場に元気がなくなり環帯がほぼ消失してしまったのですが、涼しくなるにつれて健康状態が復活し、今もなお元気です。薄い色のミミズは6匹。これが第二世代となります。 親とほぼ同じぐらいのサイズのものは、この秋にグンと成長しました(この川ミミズは明らかに秋に急成長します。与えている餌の状態にもよるのかもしれませんが…)。ほとんど親と同じ大きさになりましたが、まだ環帯は出ていません。そう考えると第二世代は成熟が遅いなと。小型のものは、夏あたりに生まれたものかもしれません。 卵胞は主に晩秋から早春にたくさん産み落とされますが、なんとなく一年中、産んでいるような気もします。そのつど、卵胞を数えていなかったので不明です。 さて、問題はこの先、環帯が出てきた時に、元々の親(ビッグマザーと呼ばせてください)との見分けがつかなくなることです。今、気になっているのは、ビッグマザーが果たして何年生きるのか?ということです。 そしていつまで卵胞を産み続けるのかと…。 12月11日に数えたところでは、なんと36個もの卵胞が産み落とされていました。 レモンのような形をしていますが、この外側の殻は、ミミズが環帯から作り出した筒状のシートを、まるでネックウォーマーを脱ぐようにして前方に押し出し、その中に卵を産みつけて、包み込んだものです。卵ではなく卵胞と呼んでいるのはそのためで、卵胞の中に卵があります(ミミズによっては一つの卵胞に複数の卵が入っていることも普通にあるようですが、我が家の川ミミズは一つの卵胞に一つの卵です)。 ビッグマザーはおそらくすでに100個ほどの卵胞を産み落としているはずです。 そこにそろそろ成熟するであろう第二世代が加わると・・。 恐るべし単為成熟(1匹の親だけで子どもを産めることです)。 ただ、ミミズの中には単為成熟も交接(交尾のようなものです)もするミミズもいるようなので、そんな姿を観察することもできるかもしれません。 もうすぐ親になりそうな川ミミズ(なんてミミズなのか、いまだにわかっていません)。見分けがつかなくなる前に、ビッグマザーを別室に分けるか…。 検討中です。〈若林〉□
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