今日も暑い1日になりそうな、埼玉南部です。 最近、カワウも暑さからか?狩りの時間を早めたようで、私が着いた時にはすでに羽を乾かしていることがしばしば。 なので今朝は、ひさびさにドブガイを見てきました。 周囲に生えていた木が刈られてしまい、どうなったのか少し心配。ここではドブガイのグロキディウム幼生がヨシノボリに付いているのを見たこともある場所です(その時の様子は過去ブログ【ドブガイの小川にて】をご参照ください)。 着くとすぐに、大型の魚が草陰に隠れているのを見つけました。なんと50㎝ほどのシーバス(スズキ)です! 近づいて素手で捕まえようと思ったのですが、警戒されて逃げました。 それにしてもここに上がってきているとは・・。おそらくいつかの大雨で水位が上がったタイミングで差してきたのかなと思います。 水位はさほど変わらず、ウキゴリと小ブナ、アメリカザリガニがたくさんいます。以前よりも生命感は増しているような・・。これも水位が上がった影響でしょうか。 死貝はいますね。そして少し川底をゴソゴソしてみると・・。 いましたいました! 立派なドブガイ。健在でした。よかった。 シジミ(タイワンシジミ?)も。 そして金魚を救うような小さな網で少しガサガサしてみると、ウキゴリを中心に、ヌマエビ?、スジエビ、アメリカザリガニ、ハグロトンボの幼虫?、あたりが取れました。以前、グロキディウム幼生が寄生していたヨシノボリはおらず(単純に捕獲圧が小さいからかもしれません)。ヌマチチブもおらず。 ウキゴリを上から見ると・・お!! 付いてますね! グロキディウム幼生でしょう。 別のウキゴリにも。基本的に尾ビレ以外の各ヒレ周りにたくさん付いていました。 結構、いますね。そしてやはり、寄生されたヒレは先がボロボロになっています。影響はあるのかな? 貝が離れれば再生するのかとも思いますが。 すでに貝の形をしています。 以前、ヨシノボリで観察した時は、3月下旬でした。今は7月7日。意外に期間は長いのかもしれませんね。 安心して川を後にしました。 ・・と、そうそう。少し川の周りもチェック。 二つだけ。 これは以前に観察したもの。牙の跡がありますね。 おそらくアライグマか、タヌキか、キツネか、イタチ・・あたりが食べてもいるようなのです(それについて書いた過去ブログはこちらです【タヌキ、なのか……?】)。
ドブガイはなかなかのタンパク源ですもんね。〈若林〉□
【お知らせ】川辺の自然観察をまとめた一冊、『武蔵野発 川っぷち生きもの観察記』発売中です!(アマゾンの販売ページはこちら) ★RIVER-WALK Vol.1~Vol.3発売中です!★
|