週末はよいお天気でした。関東の平地でもイチョウの黄葉やサクラの紅葉が見ごろになりましたね。

そんな折、公園へ行くと、クヌギやコナラのドングリがバラバラと落ちていました。

   

つやつやしたコナラのドングリ。

集めれば集めるほど、見れば見るほど美味そうに思えてしまい、試しにちょっとかじってみました。

……苦い。まあ、知ってはいたのですが、苦みと渋みがギュッと詰まった大人のおつまみ……でははく、食べるものではありませんでした。

それでも、あまりに美味そうに見えたので、ネットでちょちょいと調べたところ、お湯で煮れば苦味と渋みが減る、ということで……。

ほんの少しだけ。殻をむくとほとんどピーナッツですね。

塩を入れて煮沸。

 

煮沸。

 

煮ると茶色い渋(タンニンだそう)が煮汁となって出てくるので、それを捨てて、また新たな水に入れ、また煮立てる。これを今回は3回繰り返しました。

で・・・

完成!

パクッとお口にほおり込むと、結構きつめのクルミのような香り。食感は、ゆでピーナッツを思わせるムッチリ感。そしてお味は。

……苦い。そして渋い。

舌の先端なら、まあまあイケる気もするが、舌のサイドに回るといけない。そして渋みは結構後を引く。

 

実は一度煮ただけでも食べてみたのですが、とても食せる味ではなく、もう一度煮たところ、ちょっと苦味と渋みが和らいだので、念のためにもう一度だけ煮てみたのですが、苦味は消えてくれませんでした。

でも、まあ、こんなものだと思えば、食べられないことはない味。少なくてもこれを食べなければ栄養が採れないとあらば、十分に食べられる気がしました。

ですがこの日は、そのすぐ横にピーナッツが控えていたので、4粒だけ食べておしまいにしました。

調べてみると、コナラやミズナラ、クヌギは苦味・渋みが特に強いそう。野ネズミなどに食べ尽くされないための戦略なのだとか…。

スダジイやマテバシイなどはもう少し苦味・渋みが少ないとのことなので……。

また美味そうに見えたときに食べてみようと思います。

 

あ、ちなみに私は特にお腹が強いほうなので……。真似はしないでくださいね(しないか……)。ピーナッツアレルギーみたいなドングリアレルギーもあるかもしれませんので。

以上です。〈若林〉□