目下、海のルアーフィッシング専門誌『ソルトウォーター』の校了(雑誌制作の最終段階)期間後半戦となっておりまして・・川に鳥を観に・・という息抜きもままならぬ状況。 でもこの仕事とて、やっぱり釣りなので、この作業も面白いんですけどね。オモツライってやつ? さておき。 2月23-25日に開催される「つるや釣具店 第29回ハンドクラフト展」で、渓流釣りの本『RIVER-WALK』を展示販売させていただけることになりました。場所は東京都立産業貿易センター(浅草駅から徒歩5分)です。 然別湖遊魚管理事務所様のご厚意により、一部展示場を間借りしての販売となります。 詳しくはもう少し近くなりましたら、改めてお伝えさせていただきますが、今回は〝ハンドクラフト〟にちなみ、ここ最近、目にしてきたハンドクラフト的な魚たちについて。 こちらは横浜のジャパンフィッシングショーで観たカラー魚拓です。ヤマメのパーマークが美しい作品。 実演もされてました。 少しずつ少しずつ、色をぽんぽんと乗せていくんですね。 実際のヤマメの体色も、パーマークや点やウロコなど、いくつかの層になっていますが、そんなことを改めて思わせる作業行程でした。 シロザケも迫力ありました。 続いてはこちら。 フィッシングショー大阪の取材帰りに立ち寄った新進気鋭ブランド「Huerco」の展示会。 〝釣る〟だけじゃない釣り、と言いますか、なんとなく『RIVER-WALK』のコンセプトにも通ずるブランドで、気になっております。 そしてお洒落。 パックロッドを中心に出しているのですが、販売用のロッドケースがこんな具合ですから。 ちなみに短い渓流用のスピニングは、適度な張りと粘りが同居した大好きな調子。気になります・・。 で、このロッドケースに映える魚のイラストを描いているオランダのアーティストPeter Perchさんが描かれたヤマメのイラストが展示されておりました。 なんていいましょうか。写実的でありながら、決してリアルというだけではないところに、Peterさんのフィルターを通して描かれた感が色濃く出ていて素敵です。 やっぱり、ヤマメのパーマークって独特ですよね。 表情もいいですね。媚びてない感じ?
そしてこちらは、その後日におじゃましたJFF(ジャパンフライフィッシャーズ)のアニュアルミーティングでの展示。婚姻色が出始めたセッパリのオスの大ヤマメ、でしょうか。 これも作者のグッと来たであろう色が強調されている気がします。
これらは、「JPEGコンテスト」というフライフィッシングのワンシーンを切り取った写真コンテストのトロフィーたちです。「テヅカアートクラフト」さんによる作品だそうです。上のブラウントラウト、大好きです!
ざっとご紹介したとおり、やはりトラウトのハンドクラフト作品は観ていてとてもグッとくるものがありますね。 まず魅力的な魚がいて、 その魚を大好きな方がそれを感じて、 自分の思いを乗せて、 形に仕上げる。 作品=魚の魅力+作者の思い ってことなんでしょうね。 最後に。私の作業場にも、ハンドクラフト的なものがいくつかございまして・・ 『RIVER-WALK First Issue』にも掲載されておりますが、画家の成瀬洋平さんが流木にハンダゴテで描いたイワナです。 こちらはプロショップサンスイ渋谷店から連れて帰ってきたマグネットのついた木の飾り。ニジマスとカワマスですね。 そして・・ でた!岩太郎・・(については、こちらをご参照ください)。 いつまでたっても完成しないので、とりあえず〝仮の完成〟ということで、くるみ油で磨いて飾ってあります。でも未完成です。 この場合、作品=魚の魅力+作者の思い-作者の技術 といったところにて。 キャンプに行って、焚火の横で、削りたいです。 〈若林〉□
☆RIVER-WALK First Issue、Vol.2発売中☆
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