今日も暑い一日でした。

朝方に少し、ミミズを掘りに川へ。

※当ブログ、基本的にこのところセンシティブな画像ありとなっております‥。

探しているのはマッチョ虹色水生ミミズ。

この輝きをもう一度!

・・と思って探しているんですけどねー。このところ全然見当たりません。

これぞ!というのを見つけたのは初期の頃の3匹ほど。近頃も見つけてはおりますが、「まあこれはマッチョ虹色水生ミミズ‥だよね」てな感じ。キターッ!!という勢いがありません。

ひとつに探している場所が少しずつ、流れが緩く砂礫も細やかな場所に移行していることがあるような気がしています。

最初に見つけたのはニゴイ産卵するような流速のそこそこある砂礫底でした。でもそこを探すのは結構足腰的にも大変で、どうしても簡単に手軽に見つけられる分流へと走ってしまうのです。釣りでいうなれば、未知なるランカーを追わずにお手頃な相手に会いにいく感覚?

ですが少しずつ、新しい所を探して理解を深めて行こうと、まずはいつもの分流のいつもの場所へ・・。そしてそのチョイ下流の流れが少しだけきいている瀬頭へ。

こんな感じ。シジミと相性のよいタマガヤツリがあり、川底にはオオカナダモがちょぼちょぼと生えております。

さっそくシジミを見つけました。

そして・・

いましたいました。「富山ブラック水生シマミミズ」です。底質の感じは、いかにもシジミが好みそうな砂多めな環境。ミミズがいるのは砂と表層の石との間あたり。

こんなやつでした。縞が目立って黒っぽい。

さらに、やや流れの強い本流側の横流れのチャラ瀬に「くるんくるん水生ミミズ」がおりました。このミミズ、運動能力は低そうなのに、「マッチョ虹色水生ミミズ」や「オレンジハチマキ水生ミミズ」のように流れの比較的急な所におります。

そしてずっと下流へ移動して、広い中州へ。

上流側はこんな感じ。安定はしていませんね。大水が出たら一気に地形が変わりそう。

下流側はこんな感じ。こちらは陸生植物や抽水植物も生え、比較的底質は安定している感じ。いるならこっちかな・・。

タマガヤツリはサイドの護岸にあったぐらいで、ここにはありませんでしたが、砂が多く柔らかな底質はシジミ好み。

シジミはたくさんおりました。

ですが、ミミズにはちょっと柔らかすぎる感じです。

これまでシジミと水生ミミズの居場所は似通っていると思っておりました。

確かに同じ場所にいることも多いのですが、水生ミミズが棲むにはもう少しだけ砂地もその上の小石もしっかりとある程度の硬さがあったほうがよいのではないかと思ってきています。

さらに硬くなると、今度は黒川虫の領域になるのですが、ちょうどシジミと黒川虫の中間ぐらいの感じ、でしょうか・・。

結局、おりませんでした。

それから本流の流れの強めな場所を中心に、腰の痛みに耐えつつ掘り掘りするも「マッチョ虹色水生ミミズ」は現われず・・。

こう、なかなか出会えませんと、過去の思い出が脚色されていくような感覚があります。しばしば見つけている、ちょっとだけ虹色のある水生ミミズ(「水生ドバミミズ」と呼んでいます)が、もしかすると本来の「マッチョ虹色水生ミミズ」であったのに、「こんなんじゃない!」「もっと輝いていたはずだ!」と自己暗示をかけるがあまり、頭の中のマッチョさんが神格化されていき、もうかなりビカビカの存在に・・。

そう、ニホンオオカミが大口真神(おおくちのまがみ)と神格化されていったかのように・・。私の頭の中のビカビカなマッチョさんは神格化されてしまった存在なのかもしれません・・。はぁ~あいたいな・・マッチョさん・・。

 

さて。

とはいえミミズセンサーはしっかり稼動しておりますので、道を歩いていてもこんな光景に遭遇します。

デカくて太い! いわゆるドバミミズ(正式名称はフトミミズ、でしょうか)。太さは8mmほど。長さは13㎝ほどはありましたでしょうか。元気いっぱいに歩いています。

これまでの私であれば「うわっ!」と飛びのいていたことでしょうが、今ではひょいとつまみあげ、水場までもっていき、ポイッと・・。

果たして砂利に潜っていくのかどうか・・。

実を言いますと昨日もドバミミズを見つけ、同じことをしていたのですが・・。

水中へは潜らず陸地を求めているようでした(土にかえしました)。

しばらくウネウネと動いておりましたが・・。潜って行く気配はなし。

少し光沢はありますね。そして戸惑っている感いっぱいだったので拾い上げて土にかえしました。

ドバミミズは比重も低く、流れにも弱く、どんどん流されて行ってしまいます。

同じく陸地から拾い上げて水に放り込んだ先日のミミズとは大違い。

水生にはなれないタイプ、なのかもしれません。

おそらくミミズには水陸両用のタイプと、水生のタイプと、陸生のタイプがいるんだろうなと・・。そんなことを考えつつ事務所へ戻りました。〈若林〉□

 

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